ピンクスターとバラの季節 in Amsterdam
5月31日-6月1日、オランダは先日の「キリスト昇天祭Hemelvaartsdag(5月21日)」に続き、「聖霊降臨祭とその翌月曜 Pinksterdagen」という祝日でした。
”ピンクスター”なんてかわいらしい名前ですが、春から続くイースター関連の祝日(イースターから50日目)です。
春から祝日が続き、「オランダはうらやましいー」なんて感じた方もいらっしゃるかも知れませんが・・・次の祝日は・・・クリスマスです(遠 っ)!
オランダでは毎年 この”ピンクスター”の時期(5月中旬~6月中旬)が、一番気候がよいそうで、いわゆる”夏”!!
確かに、最近ずっと天気がよくて、部屋の中はここ数日間、すでに”熱帯夜”状態(室内25度以上)が続いています!
1週間ほど前のある日の夜中、急に嵐がやって来て、ものすごい雷(体験したことのないすごい数(量)の雷!)と風速30メートル級の暴風雨で、オランダのあちこちで水没し、樹木・植物も倒れたり・・・被害がありました。
その時 少し涼しくなりかけましたが、また陽が長時間照り続けています(夜は10時頃まで明るい)。
こんなに天気が良いと花粉も多いので、花粉症をぶり返します(泣)。
私の敵は、晴れた日の夕方(といっても昼間のように明るいけど)、小さなフワフワが光の中に飛び交う時・・・、直接このフワフワが原因なのか、同時期に飛ぶ別の花粉が原因なのかは不明ですが、夜、夜中、翌日・・・目が開けられないくらいの大変な状態になってしまいます(痒い・痛いだけではないのです)。
上の写真の中の 雪のような小さな白い点、見えますか?フワフワです(クリックして拡大してみてください)。
その為、窓も開けられず(こちらの家は一般的に”網戸”がありません!)、日光を避けるためカーテンも締め切り(日光で部屋がかなり暑くなります)・・・、照明も消して、熱を放つコンピュータも電化製品もなるべく消して・・・まさに引きこもりです(涙)。
もちろん冷房はありませんから!!(こちらの一般家庭には冷房はない)、レンガの建物の室内の温度は上昇し続けてしまうんです。
暑いのをガマンするか、花粉症をガマンするか(窓を開けるか)、しばらく試練が続きます。
花粉症と戦いながらも、日光に誘われて近所を散歩するのが楽しい季節でもあります。
私の住んでいる アムステルダムのOudWest地区からは、センターCentrum や ヨルダンJordaan地区 が近いので、そのエリアをよく歩いています(ヨルダンについて、2008年7月12日ブログ参照)。
写真はヨルダン地区の運河EgelantierGrachtの橋、逆光がキラキラしてきれいです。
この季節、アムステルダムではたくさんのお花が見られます。
赤いバラ、ピンクのバラ、黄色のバラ、白いバラ、大輪のバラ、小さなバラ・・・アムステルダムの建物の赤いレンガに沿って太陽に向かって伸び、たくさんのお花をつけて 咲いています。
他にもツルアジサイ、クレマチス、ロニセラテルマニアナ(下の写真のオレンジのお花)・・・たくさんのツル性のお花がアムステルダムの赤レンガを きれいに彩っています。
チューリップが有名なオランダですが、チューリップが終わった後の 初夏のオランダでもたくさんのお花を見て楽しむことができます。
お庭好きの方には、アムステルダムで毎年行われる『オープンガーデン』があります。
昨年の様子は、2008年6月30日ブログ または BloemenVanThuraホームページ「ヨーロッパ情報」 にて、その様子をたくさんの写真と共にご紹介しています。
今年2009年の『オープンガーデン』は6月19~21日開催ですが、このまま天気が良いと、”お花が咲き終わっちゃうんじゃないかなぁ・・・”と、心配している私です。
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