パーフェクト達成!? OpenGardenDays Amsterdam2009
夏至・・・6月21日頃で 1年で一番昼が長く夜が短い日・・・
ちょうどその頃 毎年6月第3週目の週末に アムステルダムで開催される、恒例のイベント・・・
オープンガーデンOpenGardenDays/OpenTuinenDagen Amsterdam2009”が、6月19日~21日の3日間、”開催されました。
このイベントの3日間は、愛好家(住人)の手がけたナチュラルガーデン、17世紀の黄金時代を彷彿とさせる歴史あるガーデン、プロの設計士さんの手がけるモダンなガーデンなどなど・・・アムステルダム3大運河沿いの歴史ある運河ハウスの さまざまなスタイルの自慢のガーデン(中庭)が一般公開されます。
アムステルダム中心エリアの建物は、運河やストリート沿いに何軒もが連なっていて、普段は表側の小さな花壇(40センチ前後の植え込み)だけしか みることができません。
ですが、通り(エントランス)から建物を通り 奥へ抜けると、想像もできないガーデン(中庭)があるのです!
特に歴史的な立派な建物(18~19世紀のものも多い)も並ぶ3大運河(Heren/Keizels/PrinsenGracht)沿いの”運河ハウス”とガーデンは、旧市街の中の旧市街といった感じ。
建物やガーデン、”ガーデンの木々”までもが国(市?)から 『モニュメント』として指定され管理・保存されているものも多くあります。
『モニュメント』指定のある物件や木々は、住人であっても 手を加えることができなかったり、さまざまな条件があるようです。
3日間のオープンガーデンでは、そんなガーデン(中庭)を見ることができるのです。
ガーデンを見ることはもちろんですが、建物を通り抜ける際に、庶民の家とは一味も二味も違う ”運河ハウス”のお部屋やインテリアを見ることも 楽しみの1つでもあります。
さらに、運河沿いの人気の美術館(CanalMuseums/GrachtenMusea)も、イベントの会場になっているので、オープンガーデンのチケットだけで、いくつものGrachtenMuseaを体験できます(美術館は開放されているところと、専用のチケットがないと見られないところがあります)。
GrachtenMuseaのオフィシャルサイトはこちら→GrachtenMusea(英語・オランダ語)
今年は27のガーデンが公開されました(入場料 3日間有効 15ユーロ)。
開催時間は午前10時~午後5時。
日も長い頃なので、せめて夜8時頃までオープンしていてほしいと思うのは私だけでしょうか。
とはいえ、夜8時までオープンしていても、1日で全部のお庭は回りきれそうもありませんけどね・・・
入場券代わりの小冊子に紹介されている地図と住所とそれぞれのお庭の説明を見ながら、アムステルダムの運河沿いを歩きます。
写真は小冊子の中にあるアムステルダムセントラムの地図、地図内の左上辺りがアムステルダム中央駅です。
ガーデンをオープンしている場所が、番号で記されています。
それにしても、今年はこのイベントに訪れる人がものすごく多かったのではないでしょうか。
イベント期間中は、アムステルダムのガイドブックを持って歩く人よりも、小冊子を持って歩く人の方が断然多く、ぞろぞろぞろぞろ・・・
以前はお花、お庭好きのおばちゃん?ばかりが目立っていましたが、今ではアムステルダム以外からやってくるオランダのファミリー、フランス等 外国の方々なども多く見かけました(あっ、私も”外人”ですね)。
イベントの規模や知名度は 年々あがっているようです。
公開されるお庭の中には、毎年恒例のガーデンもあれば、今回はじめて公開のガーデンもあります。
また、毎年見ているガーデンでも、がらりとスタイルを変え別のお庭に生まれ変わっていることもあります。
ですから私は、毎年できるだけ全てのガーデン(前年までに見たお庭も)を見たいと思っているのですが、お天気が悪かったり、スケジュールの都合が悪かったり・・・全部のお庭を見ると言うのは なかなか難しい課題でした。
さて、今年はどうだったでしょう。
まず、肝心のガーデンのお花。
今年は5月末頃 暑い日がしばらく続いていたので、お花が終わってしまうのではと心配していたのですが・・・、公開されたガーデンのお花の状態(育ち具合、咲き具合)は とてもよかったです!
そして・・・
初日の夕方30分ほど雨が降りましたが、お天気にも恵まれたため、初日はほぼ丸一日、2日目は午後から 見て回り、この2日間で27のうちの1つのガーデンを除き、順調に見終えることができました。
3日目は午後から雲行きが悪く、雨が降ったりあがったり・・・真っ黒な雲がアムステルダム上空を覆っていましたが、雨の合間に最後のガーデンを見て(数分でしたが・・・)、初パーフェクト達成です。
小冊子裏表紙(写真参照)の数字の記されている枠すべてに、チェックが入りました!
この3日間、太陽と風とたくさんのお花と香りと緑のパワーを浴び、そしてパーフェクトも達成し(パーフェクトを達成しても なにもありませんが・・・)、とても充実した週末となりました。
このブログを書いている今(オープンガーデンからちょうど1週間)、今週とてもよいお天気で、今年 最初で最後の”真夏”のような陽気になっていますが(人々も陽気になります)、オープンガーデンのあった週末は、ちょっと寒かったんですね・・・1日屋外を歩いた後は 手袋が恋しくなるくらい?!
オランダのお天気はホント微妙ですが、オープンガーデンの期間中は雨が少なくてよかったです。
写真がたくさんあり、整理中です(時間かかりそう・・・)。
後日、BloemenVanThura ~オランダの花と雑貨と文化のページ~ でたくさんのきれいなガーデンとお花の写真をご紹介予定です。
その前に このブログでも少しご紹介できればと思います。
昨年までの オープンガーデンの様子 もご紹介しています。
BloemenVanThuraHP「オランダ・ヨーロッパ情報」
オランダのお花ブログ 2008年6月30日 レポート等・・・是非ご覧ください。
« 「赤いカーペット」と「白いパラソル」 | トップページ | 夏は”イソギンチャク”系?? »
コメント