”シカ”のような”ムシ”のような?・・・Probosidea
早いもので4月も後半、ゴールデンウィーク間際ですね。
ついこの前までサクラの季節だったのに、季節がどんどん移り変わり、市内某公園では「つつじまつり」が4月20日~5月7日開催中だそうです。
ちなみに「ツツジ」は ここ豊橋市の市の花です。
私の家の庭では、この1週間で「フジ」の花のツボミが一気に伸びて咲きました(左写真)。
小さなフジの木ですが、30センチ以上の立派な房が、風に揺れています。
お花の伸びる音さえ聞こえてきそうな、お花から目がはなせない季節です。
さて、今回はオランダから輸入したお花(ドライオブジェ)のご紹介です。
先日、お客様(お花屋さん)からのお問い合わせで こんな会話がありました。
お客様 「あの”シカ(鹿)”みたいなの、ある?」
私 「あの”ムシ(虫)”みたいなののことですね!」
・・・”シカ”に”ムシ”・・・どんな植物なのでしょう!?
写真は白色にペイント加工されたものですが、オリジナルは黒色です。
学名はProbosideaLouisiana、和名は「ツノゴマ(角胡麻)」(ツノゴマ科ツノゴマ属)。
薄紫~乳白色のかわいらしいお花ですが、果実はそのお花の姿からは想像できないグロテスクな姿形。
お花の写真は「ツノゴマ」でググるといろいろでてきます。
お花が終わると、1本の”角”のある 大きさ約15センチの緑色の果実に。
その後 実の色は黒(ドライ)になり、実が2つに割れるそうです。
ドライの果実に”角”が二つあるのは、果実の”角”(とがった部分)が 二つに裂けた様子ですね。
その姿・特徴から 「悪魔の爪」(色・形から)、「タビビトナカセ」(果実が人間や動物を傷つけることがあるため) ・・・との別名があるそうです。
英名でも Devil's Claw、Devil's Horn、Common Unicorn Plant、 Desert Unicorn Plant 等と、その容姿をイメージさせる別名もいろいろあるようです。
印象はグロテスクですが、ぼってりしたおなか(?)や カーブのあるツノなど・・・なんだかかわいく見えてきませんか。
いろんな所に引っ掛けることができ、その愛嬌のある姿(?)に愛着もわき、ペット・マスコット感覚でかわいがりたくなるドライオブジェなのです。
姿形を変える植物(生き物)の世界は 本当に面白いですね。
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コメント
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G.G.様 コメントありがとうございます。
ツノゴマ・・・珍しい系の植物でしょうか、やはり?
ググると、ツノゴマのお花の写真や説明が、思った以上にヒットするので、よくあるお花なのかな?などと想像しておりました。
私は見たことがありませんでしたが・・・
ドライのあのおなか(果実)のなかに、種が入っているかもしれないですね?
今は、売切れてしまって手元にないのですが、今度入手したら確認してみます!
投稿: thura | 2009/04/23 00:26
2年ほど前
苗か種を探したことがありますが
入手できませんでした
ドライでも国内で取り扱い
ほとんどないんじゃないでしょうか
投稿: G.G. | 2009/04/22 12:06