未知のカラー?!
突然ですが、「カラー(色)」のお話。
日本でも世界でも、色の名称の中には植物や動物の名前を用いたものがたくさんあります。
特に日本語の名称は、日本語独特の”漢字”そのものの持つイメージも加わり、ロマンを感じます。
ずいぶん前になりますが 「色彩学」に興味を持ち 勉強したことがありましたが、ただ単純に ”色” そのものに興味があります。
お花の仕事も、リボン輸入も、趣味のクロスステッチも・・・すべて ”色” が共通のキーワード。
お花をお仕事にされている皆様もきっとそうですよね。
さて、そんな私が数年前「いったい何色???」とググりまくった色があります。
お花の輸入の仕事を始めた頃、オランダ・アールスメーヤから届くお花のプライスリストに、どうしても想像できない色がありました。
それは”Milka(ミルカ)”カラー。
・・・ご存知の方、想像がついた方・・・知らなかった私のことを笑い飛ばしてください!
プライスリストのバラ・アジサイ・チューリップ・ヒヤシンス・ストック・スターチス等の欄に、Pink、Green、White、Purple、Blue・・・などと並び ”Milka”という文字。
オランダの取引先の担当者さんに尋ねてみても「Milkaだよ、Milka、知らない?」と、知ってて当然、どうやら一般的なカラーのようです。
そしてさらにオランダの友人に尋ねてみると、「ああ、Milkaカラーね、紫だよ、チョコレートの、知らないの?」という返事。
チョコレート???
オランダに住んでいても、あまり甘いものに興味のなかった私は、気にも留めたことのなかった分野。
ヨーロッパでは誰もが知っている、ヨーロッパの誰もが このチョコレートを食べて育つという、ドイツのチョコレートメーカーMilka。
紫色のパッケージと紫の牛がトレードマークの有名チョコレートメーカーです。
Milkaオフィシャルページ→こちら (ご覧いただけば一目でMilkaカラーが分かります!)
日本の輸入食材店などにはあると思うので、ご存知の方も多いですよね (私は知らなかったけど)。
そういわれてみれば、オランダのスーパーに この紫色のコーナーは 普段見かけていたなぁ・・・と、あまりにも自分が無関心だったことに驚きました。
それにしても、チョコレートのパッケージ(メーカー)が色名称に定着しているって、どうなの!!
それとも私だけが知らなかったワールドワイドの名称なの?!
まあ、今となっては 私も ”この色=Milka色” と思えるようになりましたけどね・・・。
写真は先日(帰国前、アムステルダムにて)、友人がスーパー買っていた ”イースターバージョン” の Milkaチョコ。
Milkaカラーのたまごパックに、イースター・エッグを模したチョコレート。
Milkaは季節ごとにいろんなシリーズ、パッケージが製造されているようで、確かに見ていて楽しいかも。
ヨーロッパ中の子供たちがこれを食べて育つっていうのも、今となってはちょっと分かる気がします。
先月(3月)から宗教色の少ないアムステルダムでも、ショーウィンドウやディスプレイはイースターカラーに染まっています。
そして街中のショップはどこも イースター関連商品を売っています。
イースターはもうすぐ、今年のイースターは4月12・13日です。
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