Florex アイスフラワー編
2月のベルギー・ブリュッセルの展示会レポート・続編です。
今回ご紹介するのは、日本でも人気の ”アイスフラワー” のコーナ、ブリュッセルの展示会でも多くの人々が足をとめていました。
お花の国オランダでは、数年前 少しの間 アイスフラワーのサンプルが問屋さんに置いてあった時期があったのですが、その時点では浸透しなかったんでしょうね・・・今の時点でオランダの私の行動範囲内(問屋さんやショップなど)では、見かけることはなくなってしまいました。
いつかオランダでも流行る日が来るのか?疑問です・・・プリザーブドフラワーすら見かけないし・・・、オランダはやはりフレッシュフラワーの国なんですね・・・
アイスフラワーはベルギー生まれ、特殊な方法でフリーズドドライ加工されたお花。
お花の種類はまだ限られていますが、これからどんどん種類が増えてきそうですよね、期待したいです。
今回のコーナーでは、日本でも流通している バラ、シャクヤク、ロータス(ハス)、ケイトウなどのアイスフラワーが紹介されていました(下の写真参照)。
このようなロマンティック系のお花も、ベルギーのデザイナーさん、フローリストさんの手にかかれば、”ロマンティック” とは一味違う ”クール”かつ”ナチュラル・モダン” のベルギースタイルに。
使うお花の種類は少なくても、特殊な種類のお花でなくても(どれも伝統的・一般的なお花です)、とても創作的な作品になります。
アイスフラワーは、色や素材感にアンティークな雰囲気があって素敵です。
ヨーロッパの室内照明は暗めなので、こういったアンティーク調の色がよく映えます。
一方 日本は、照明や日光が明るいので、ヨーロッパで利用するときとは違う工夫(色あわせ、資材・素材あわせ等)が必要なのでは・・・と思います。
合わせ方を間違えると、素敵な”色褪せ感”も、”ただの色褪せた感じ” になってしまいそうです。
「光(照明・陰)」も重要なインテリア・アレンジの要素です。
もちろん、お花(アイス、フレッシュ、プリザ)のモチにも 良くも悪くも 大きく影響する「光」です。
アイスフラワーにだけではなく、すべて(アレンジ、インテリア、お花、雑貨など)、生活、習慣、文化・・・に影響する「光」。
「光」の違いは壮大なテーマであると、オランダにいて強く感じています。
ここで BloemenVanThuraおススメ洋書のご紹介・・・アイスフラワー作品集です。
6人のベルギーを代表するトップデザイナーさん達によるアレンジが約100点!
アイスフラワーの性質を活かしたオブジェ風のアレンジなど、アイデア満載。
アイスフラワーの世界をお楽しみいただけます。
もちろんアイデアやテクニックは、フレッシュフラワーやプリザーブドフラワーの作品にも応用できます。
その他の ヨーロッパ・フラワーデザイン関連の洋書もいろいろご紹介しています
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