シンゲル花市 初夏に向けて SingelBloemenMarket
久しぶりにアムステルダム・シンゲルの花市SingelBloemenMarktレポートです。
前回は1月中旬(1月15日ブログ参照)、経済も気候も 暗く寒い時でした(今が明るいわけではありませんが)。
寒い中にも春を感じる今日この頃、アムステルダムにも 世界各国の観光客が再び増えはじめ、賑わってきています。
もうすぐ チューリップ公園として有名な 『キューケンホフ公園Keukenhof』 もオープンします。
キューケンホフオープンの頃から初夏にかけて、オランダの賑わいは最高潮となります。
初夏のオランダは本当におススメ、1年で一番良い季節です。
今年のキューケンホフ公園の開園期間は 3月19日~5月21日。
オフィシャルサイトはこちら → キューケンホフ公園 Keukenhof Holland(英語・オランダ語など)
さて、シンゲル花市の様子です。
運河沿いのこのストリートには、数件のお花屋さんやプランツ屋さん、球根屋さんが並び、お花や花苗、球根、お土産などを販売しています。
シンゲルの花市に並ぶお店は、写真ではわかりにくいのですが、アムステルダム特有の運河に浮かぶハウスボートです。
お店の奥に入ってみると、ユーーラユーーラ・・・揺れているので、実感できます。
是非!アムステルダムに来て試してくださいね。
写真に写る空は相変わらずドンヨリと白いのですが、シンゲルの花市には 地元の人々や観光客がお花を買いに、観光にやってきています。
お花屋さん(切り花)では、オランダ代表”チューリップ”が、まだかなりの売り場面積を占めていますが、ちょっとずつ ”ユリ” がその立場を脅かしつつあります。
球根屋さんでも、まだまだ”チューリップ”が売り場の半分を占めていますが、”カラー”など春植え球根も人気のようです(写真には写っていません)。
ところで皆様、オランダではお土産に人気の”チューリップの球根”が、一年中購入できる・・・と、お思いではないでしょうか。
キューケンホフがオープンする頃になると、シンゲル花市からも、空港のお土産屋さんからもチューリップの球根がなくなります。
チューリップが咲く季節には、チューリップの球根はシーズンオフとなるわけです。
チューリップが咲いた後に、来年のお花の為の 球根を育てるからです。
もし、この時期ににチューリップの球根を見つけたら・・・前年のものかもしれません。
販売店(お土産屋さんやお花屋さんなど)や問屋さんの 扱いや管理が悪いと、咲かないかもしれないので、要注意です。
3月上旬、冬が終わり 初夏に向かっていることを感じた シンゲルの花市でした。
先日、週末のお花を買いに近所のお花屋さんへ行った時にも 同じようなことを感じました。
きれいに並んだお花(切り花)は初夏の色になり、夏のイメージのお花である オレンジ色の エレムレスEremurus(2007年3月24日ブログ参照)や 濃いブルーの トリカブトMonnikskap/Aconitum も並んでいました。
毒性のあるお花として有名な ”トリカブト” は、オランダのお花屋さんでは 春~秋にかけてよく見かける一般的なお花(切り花)ですが、日本では切り花の ”トリカブト” はあるのでしょうか?
同じシーズンのお花で 姿カタチの似ているブルーのお花代表”デルフィニウム”とも違う、パープル系の濃いブルーのトリカブト、オランダのお花屋さんにいた頃には よく使った好きな花材でしたが、ブログ内検索をしても 記事が見つからなかったので、過去にこのブログでご紹介したことがないようです(驚)。
またいつか ”トリカブト” についても ご紹介したいと思います。
まだまだ青空と太陽が見られる確立の低いオランダですが、よーーーく観察してみると、いろんなところで冬の終わりと初夏への変化が見られます。
3月末最終日曜日からは「夏時間」がはじまります。
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オランダの木靴のキーホルダー。 おみやげらしく、水車に、チューリップの絵に、 横にHolland(ホラント)とあります。 木靴は固そうだし、寒そうだなあ。 フランダースの犬のネロとかが、はいてそうだなあと 思ったのですが、ベルギーだそうでした。 下駄も木だしなぁ、..... [続きを読む]
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