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2008/08/31

合言葉は・・・「まだ?」

8月末、日本では大雨、雷、洪水の被害が出ているようで心配です。

私の出身、愛知県三河地方も被害があったようで、心配メールを送ったり、心配メールをいただいたり・・・ありがとうございます。

皆様は大丈夫でしたでしょうか。

さて話しはがらりと変わり・・・1週間前の日曜日のこと。

先日のブログ(8月17日)「間に合わなかった大イベント」へいただいたコメントにより、オランダのライデン植物園HortusBotanicsでアルム・タイタン(タイタン・アルム)ArumTitan(Amorphophallus titanum)の開花間近というニュースを知リました。

コメントに感謝しつつ((ありがとうございます!))、早速ライデン植物園HortusBotanicusのオフィシャルサイトをチェック。

ライデン大学植物園 Hortus Botanicus LEIDENこちら

すると、その週末(8月24日)に開花が予測されていました。

2日間しか咲かないお花、チャンスは2日間だけです。

・・・早速、ライデンへ出かける準備です。

カメラとハンカチ(咲いたお花は臭いらしい)は忘れないように何度もチェックして・・・。

さて、植物園に到着(アムステルダムから電車で約30分、駅から約15分)。

はやる気持ちをおさえて(笑)、冷静?に興奮気味に?アルムの場所を目指しました。

「おおおっ!!!」

Ldaramtitan082401 先日ベルギーで倒れていたあの得体の知れない植物(8月17日ブログ参照)が、目の前にそびえる姿を見て感動。

ですが、まだ開花前のつぼみのようです。

”悪臭”と言うにおいはまったくありません。

そのとき午後2時。

10年前(1998年)にも、ここライデン植物園ではアルムが開花したそうで、そばに10年前の開花の様子のアルバムがありました。

写真とその説明によると、開花日当日の夕方ごろから夜にかけて急激に変化(開花)している様子。

Ldaramtitan082402 現在目の前にあるつぼみの膨らみ具合と、10年前の写真を比較してみると、その日の夕方頃から開花してもおかしくない状態でした。

アルムの横にあるスケール(上の写真の左端の白い棒)には、この前日に122センチ、今日はさらにプラス4センチの126センチ、ここ2~3週間は毎日グングン10~5センチくらい伸びていたようです。

先日のブリュッセルのアルムは155センチくらいだったので、今回のアルムはブリュッセルのものより少し小さいサイズのようです。

この日、つぼみの上部の直径は26センチでした。

「開花が見たい」・・・一目見てすぐにアムステルダムに帰ろうと思っていたのですが、もう少し待ってみることに。

園内をのんびり見学し、2時間後(午後4時頃)、再びアルムの前へ。

再び目の前にあるアルムと、2時間前に自分で撮影した写真のアルムとを見比べて見るのですが、変化があるとは思えません。

しばらくカフェで休憩・・・そしてさらに2時間後(6時ごろ)、これで最後にしよう・・・ともう一度アルムのところへ。

すると・・・やはり変わらぬ姿・・・残念。

アルムの前でお会いしたライデン植物園の”ボランティア”という植物に詳しい2人組の男性達が、アルムについていろいろ説明をしてくれました。

そして彼らの開花予想は午後8時半~9時とのこと。

別の、ライデン植物園の係の人は、午後11時ごろ開花と予測。

彼らは、「今のうちに夜ご飯食べて、後でまた来たらいいよ」・・・と、開花を待っていたみんなに声をかけていました。

そう、この日はアルム開花が予測されており、通常の閉園時間午後6時が特別に午後11時までになったのです。

少し植物園を離れ、ライデンの街中を散歩、休憩ををして、1時間後(午後7時ごろ)再び植物園のアルムの前へ。

さっきまでは近づいて見ることの出来たアルムのまわりにはロープがはられ、テレビカメラも準備されていました。

開花を見ようという人達が集まってきています。

中には折りたたみイス持参の女性も・・・!

その時点(7時)でも、アルムの姿は午後2時から変わっていませんでした。

Ldaramtitan082403 その頃から、テレビ局の撮影、係の方や観客へのインタビューが行われたり、私も撮影されていたけど、テレビに映ったかな・・・?

写真はNOSテレビによる植物園の係の方へのインタビュー撮影風景。

テレビカメラやインタビューのおかげで、ずっと待っていた人々は気持ちが1つになったように楽しい時間が流れていましたが、アルムは一向に咲く気配なし。

この頃、周りで待っている人たちがお互いに交わす言葉は、まるで合言葉のように「咲いた?」「まだ全然・・・」・・・が繰り返されていました。

もう一度カフェでお茶をして・・・再び午後9時にアルムの前に戻り・・・顔なじみになった周りの人々に例の合言葉を投げかけてみると・・・「まだ全然よ!」。

こんな時間になって少し観客が増えてきたようです・・・日曜日の夜なのに、ビックリ。

人垣からアルムを覗いてみても、変わってないーー!!

そして”悪臭”と言われるにおいも全くありません。

その時点で私は決めました。

翌日は仕事ため、”もう(また?!)開花は見られない・・・”と諦め、アムステルダムに戻ることに。

ひたすら待った半日(私って暇人?)・・・開花が見られなかったためか、特に何もしていないのに疲労感が残りました。

残念な一日でしたが、アルムについてのお話しが聞け、なるほどーと思うことも多く「良い1日だった」と思うことにして、ライデンを後にしました。

アルムの生態についてと後日談は、また後日ブログにてご紹介したいと思います。

【注意】「アラム・タイタン」からカタカナ表記を「アルム・タイタン」に訂正・統一いたしました。2008.9.10

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コメント

tasa様、コメントありがとうございます。
tasa様の地域は大雨被害大丈夫でしたか?

世界にはいろんなお花がありますよね。
本当にこの夏はこのお花「アラム・タイタン」に振りまわされました(笑)。
このストーリーにはまだ少し後日談があるので、続きもお楽しみに。
近日中にアップしますね。

こんにちは。
「アラム」
こんなお花があったとは・・・
知りませんでした。
開花が見れなくて残念でしたが
更に魅惑さが増しましたね。

G.G.様、コメントありがとうございます。
雨がやんだとのこと。
安心いたしました。
ですが最近は、被害を伴なう大雨、雷です。
これからの台風シーズンもお気をつけてください。
・・・と、なんだか他人事のような書き方ですが、オランダはこの週末、後ろめたいくらい?好天、晴天、青空でした。
(普段は雨季のような曇・雨です)

そして植物園での待ちつづけた時間、同じ時間を同じ目的で同じ気持ちで共有すると、月並みな言い方ですが”国境”を超えますね。素敵な時間でした。

植物の都合に合わせて営業時間を変更するなんてすごいですよね、いつ咲くか分からないのに。
特に、時間通り・残業なしのヨーロッパで、こんな対応は嬉しいです。

書き忘れ

今日はやっと雨も止み
気持ちの良い秋晴れですsun

こういう目的が一致したとき
人は純粋になれるのでしょうか

なんともいえない一体感がありますね

またどこかでめぐり合えるといいですね


閉館時間を大きく変えられる余裕が素敵です

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