つぐみ横丁・・・ライン川クルーズ
今回のライン川クルーズ休暇のもう一つのハイライト、それはライン川沿いの小さな街リューデスハイムRüdesheimに滞在すること。
(お花にも仕事にも関係のないプライベートレポートです)
クルーズをした区間、ライン川両岸には小さなかわいい街が点在していましたが、このリューデスハイムはライン川クルーズ拠点の街。
人口1万人弱の小さな街に、年間300万人以上のツーリストが訪れるというライン観光の中心地です。
歴史は古く、古代ローマ時代までさかのぼり、古くからワインの産地として栄えてきたそうです。
この街のハイライトはメインストリート「つぐみ横丁Drosselgasse」。
写真はそのストリートの入り口の地面にあった埋め込まれた石(タイル?)の装飾。
トレードマークは”ツグミ”と”ブドウ”。
約150メートルの小さなメインストリートには、ワイン居酒屋やレストラン、お土産屋さんが軒を連ね、夜遅くまで多くの観光客でひしめき合っています。
・・・このような情報はガイドブックなどで目にしていたのですが、実際この街に足を踏み入れると・・・想像を超える完璧な(すばらしい)観光地でした。
ワイン・ブドウの産地ということで、ブドウやブドウのツルなどで統一されたストリートや建物の外観やインテリア。
歴史を感じる木彫りの装飾やアイアンフレームの看板、アンティーク雑貨など、建物やインテリアの装飾もすごく凝っていて、どのお店も統一感があり、かなり細かいところまで手がかけられて完璧。
これまで、特にヨーロッパではいろんな国、土地、観光地を訪れていますが、ここまで統一感があって、ツーリストのためにできあがっている街は”初めて”と言っていいのでは。
私達がこの街に到着したのは午後8時、すぐにホテルにチェックインし、うわさに聞いていたメインストリート「つぐみ横丁」へ。
この写真がまさに!混み合う「つぐみ横丁」。
想像以上に細く短いストリートでしたが、そんな小ささを感じないくらいたくさんのレストランが両側にならんでいました。
ほとんどのレストランやテラスからは、楽しそうな歌や生演奏が流れ、お客さんも参加してダンスをしているレストランも少なくないようでした。
この界隈を一通り歩いて、おそらくどこも郷土料理系のメニューを用意しているようでしたので、テラスでなく店内に入れるレストランに決めました(雨は上がっていましたが寒かったのです)。
メニューは基本的にお肉料理で、私はまたまたシュニッツェルSchnitzel(ランチのときとはソースが違うタイプ)、友人はシュヴァイネハクセSchweinehaxe(左写真参照)というバイエルン地方の名物料理。
出てきてびっくり、友人が頼んだこのメニュー、すごい姿・・・というかボリューム、子供の頭くらいありそうなサイズ、写真は小さく見えますが特大サイズ!・・・見ただけで満腹になりました。
ランチもディナーもお肉料理、しかも郷土料理で、よい経験でしたが、しばらくお肉料理は見たくないかも・・・と、このときは思いました。
普段仕事や旅行でオランダから離れることがあっても、あまり現地の郷土料理系をいただくことは少なく(普段はヨーロッパ創作系?や日本食レストランに行くことが多い)、観光旅行は食べ物が大変だなぁと改めて感じました、いくらおいしくても・・・です。
ワインやビールは別のお話、ランチにもディナーにも毎日でも大丈夫なんですけどね(笑)。
さてお料理はもう満腹なのですが、レストランのショーはゆっくり楽むことができました。
バラードからロックまで幅広いジャンルの生演奏と生歌・・・うっとり聞きほれ、ワインが進みます。
そしてドイツ民謡系(?)の音楽になると・・・お客さんがさらに盛り上がり、席を立ち、ダンス・行進を始めました(左写真参照)。
アムステルダム民謡とドイツの民謡(地方により違うのかも?)は、とても似ています。
半年前のケルンKölnのカーニバル(2月22日ブログ参照)の時に初めてドイツ民謡とその盛り上がり(ダンス・行進)を体験したのですが、アムステルダム民謡と似ているだけでなく、盛り上がり方(行進)も同じです!
オランダ人の友人達にも不思議がられますが、なぜか私はアムステルダム民謡が大好きで、周りのお客さんと同じように自然と身体がリズムにあわせて動いてしまいます。
行進には参加しませんでしたが、とても楽しいディナータイムでした。
私達はもう飲むこともできないくらいおなかもいっぱいになり、ほどほどでホテルに帰りましたが、このストリートは、この街は夜中まで盛り上がっていたようです。
翌日、朝のうちうに電車で出発、アムステルダムへ向かいます。
観光で成りたつ街、市民みんなが観光客のために街を保存し続ける街、市民みんなが観光客を楽しませてくれるエンターティナーの街・・・ディズニーランドで体験するような、夢の時間と夢の体験を思い出に、前夜のあの盛り上がりが幻のような気さえする静かな街を後にしました。
往路はコブレンツkoblenzからリューデスハイムまで6時間かけライン川を上りましたが、復路は電車でライン川の岸(上流から見て右側)を、約2時間ほどだったでしょうか、あっけないものです。
コブレンツからケルンへ、そしてケルンからアムステルダムへ、いつものようにICE(ドイツの新幹線)で家路へ。
夢のような時間ライン川クルーズを終え、現実の時間が流れるアムステルダムへ戻り、私の夏休みも終わりました。
後日オランダ人の友人にラインクルーズに行った話をすると・・・「お年寄りみたい!」「年配のツーリストが多かったでしょ」と言われました。
確かにそうなんですね、リューデスハイムのレストランにはドイツ人、イギリス人?などいろんな国籍の観光客の人々がいましたが、年齢層はとても高く、逆に若い人は少なかったのです。
ライン川エリアのバケーション・・・ヨーロッパではお年寄り向けのコースなのかも!?です。
今回このツアー計画をするにあたり、調べたり予約をしたり・・・と利用したサイトをいくつか記しておきます。
ドイツ旅行の際にご利用下さい。
【ドイツ情報】 ドイツ観光局公式ホームページ(日本語)
【鉄道】 German Rail-information for international Guests (英語あり・予約も可能)
【ライン川クルーズ】 KDライン Köln-Düsseldorfer Deutsche Rheinschiffahrt (英語あり)
【ホテル予約】(日本語)
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