フラワーカーペット2008 in ブリュッセル
2年に一度開催されるベルギー・ブリュッセルのフラワーカーペットFlowerCarpet、今年は8月15-17日の3日間(14日夜から公開)開催されました。
2年前の8月 初めて目にしたフラワーカーペット、その美しさに魅せられ、その時から2年後のこの日を楽しみにしていました(前回のイベントレポートは、2006年8月15日ブログ参照)。
私がブリュッセルを訪れた8月15日、この日ベルギーは祝日「聖母マリアの被昇天祭」、天気も良く、ものすごい人・人・人でした。
ブリュッセルのグラン・プラスGrand Placeで開催されるフラワーカーペット、1971年に始まったこのイベントは、毎回知名度が上がり 今では10万人のツーリストがこの3日間に訪れるといいます。
グラン・プラスの中心ほぼ全体をフェンスで囲んだ約1800㎡(77x24m)に、お花でできたカーペットが広がっています。
大きくて一目で見るもの カメラに収めるのも大変なサイズ。
グランプラスにある 市庁舎HotelDeVilla のテラス(入場3ユーロ)から全景を眺められます。
左の写真は市庁舎テラスから正面の 王の家MaisonDuRoi (16世紀建造、19世紀に再建、現在は市立博物館)を眺めて撮影・・・青空とネオ・ゴシック建築とカラフルなお花のカーペットが素敵なコントラストです。
ブログ先頭の1枚目の写真が市庁舎(上部が切れていますが・・・)、15世紀建造のゴシック建築ですが、1695年フランス軍により倒壊、その後18世紀に再建。
市庁舎に入場するにも、しばらく並ぶ必要がありましたが(私は30分ほど並びました)、絶対オススメです。
地上からでは眺められなかったカーペットのきれいなパターンを、細部まではっきり見ることができます。
今年2008年のフラワーカーペットのテーマは ”Savonnerie” 、市庁舎に飾られている18世紀のフランス製タペストリーにインスパイヤされてデザインしたというパターン(パターンの画像はオフィシャルページより)。
右側にある黄色の模様(上の写真2枚参照)はブリュッセル地区のシンボルマークである黄色のアイリス YellowIris(IrisPseudacorus)。
左側の模様はブリュッセル市旗にデザインされている St.Michael が Devil を踏みつけているシーンが、きれいなパターンの中に描かれています。
ところでこのカラフルで美しいパターン・・・一体何からできているのでしょう。
夏の代表のお花 ベゴニアBegonia でできています。
ベルギーのベゴニアの生産量は年間6000万本、世界のベゴニア生産量の80%を生産、輸出しているそうです(主な輸出先はオランダ、フランス、アメリカ等)。
フラワーカーペットには全体で70万個のお花、1㎡に約300個のお花が(花首だけのお花、花びら)が使われているそうです。
お花を摘んで花首だけ準備するだけでも大変な数ですね。
デザインの中に見えるダークレッド、ピンク、サーモン、イエロー、オレンジ、ホワイトなどはベゴニア、パープルはダリア、グリーンは芝、ブラウンは木の皮 から出来ているそうです。
私は今回 日中だけ見学しましたが、夜間のライトアップされたフラワーカーペットも素敵です。
また2年後が楽しみです。
フラワーカーペット Brussels’FlowerCarpet オフィシャルページ
BloemenVanThura HP 「オランダ・ヨーロッパ情報」コーナー では、前回2006年の「フラワーカーペット」の様子を、たくさんの写真と共にご紹介しています。
さて今回、大変な人ごみのグラン・プラス界隈を歩いた中で、新しい?ショップを発見。
きれいな大輪のバラとバラの香りに包まれていました。
素敵なベルギースタイルのお花とバラの香り漂うお土産が見つけられそうです。
Galerie de la Reine, 32(ギャラリー・サンチュベールGaleriasSt.Hubert 内)
1000 Brussels
« 間に合わなかった大イベント! | トップページ | 人差し指の初体験?! »
コメント