ベルギー・ブリュッセルにある「アトミウム・Atomium」に行ってきました。(前回ブログの続きです)
「アトミウム」・・・1958年ベルギー万博の記念に立てられた未来型?建造物です(2004年に改修工事があったそうです)。
いくつもの球体が集まって変な形をしていますが、「鉄」の分子構造の1650億倍!で模してデザインされたそうです。
直径18メートルの球体9個(そのうち6個の球体に入れるそうです)が、長さ29メートルのチューブでつながっています。
高さ102メートル、重さ2400トンという大きな建物です。
ちなみに1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」のサイズは、高さ70メートル、底の直径20メートル、顔の大きさ11メートルだそうです。
「太陽の塔」の実物をご存知の方、大きさをイメージしてくださいね。
「アトミウム」は”オブジェ”というには大きすぎる建造物だということがわかります。
2月のどこまでの澄んだ青空の平日の昼下がりのことです。
大きなオブジェ・アトミウム・・・近いようで遠い、遠いようで近い目的地を目指して15分くらい歩いたでしょうか。
近づけば近づくほど、その大きさに、直線と曲線のコントラストの美しさに感動です。
キラキラ眩しいシルバーカラーのアルミニウム(鋼鉄にアルミニウムカバー)でできた球体に、青空が映り込んで美しいこと、こんな青空が”アトミウム日和”です。
(素材についてはオフィシャルサイトの説明を参考に書いていますが、表面の詳しい加工方法などはわかりません)
球体に映る青空、青空の映り込んだ球体が隣の球体にも映り込んで、吸い込まれるような美しさです。
やっと入り口に到着。
写真右側の球体の下が入り口、左側の建物がチケットセンターでした。
入り口で簡単な内部ルートの説明を受け、他のツーリストさんたちと一緒にエレベーターで一番上の球体へ。
秒速5メートル、23秒で頂上の球体へ、一瞬です。
一番上の球体は展望台になっていて、360度ブリュッセルの町並みを見渡すことができます。(ガスっている風景を見てブリュッセルは都会だなと思いました)

上部球体の展望台には、さらに階段を上がったところにレストランがありました(私は入りませんでしたが)。
展望台を思う存分歩きまわった後、一度エレベータで地上階まで戻り、改めて別の入り口から他の球体へエスカレーターや階段を使って球体の中の楽しみます。
球体と球体をつなぐチューブ内部がエスカレータや階段になっているのです。
長さ約30メートルのエスカレート(左)と階段(右)。

個々の球体はエキシビションルームになっていたり、モダンなカフェがあったり・・・、自分のペースで歩くことができました。
真冬でしたが、アトミウムは眩しい太陽の光を浴びて、球体の内部は金属の中にいることを感じる暑さでした。
夏は・・・?クーラー効いてなかったら相当暑そうだな・・・等と現実を感じながら、過去の夢のような未来体験を終えました。
私が訪れたときは2月(冬真っ只中)の平日の閉館間際(4時ごろだったかな)・・・そのため観光客も少なく、全く待ち時間等はありませんでしたが、オフィシャルサイトによると週末などはエレベーター待ち時間(数十分も!)があるようです。
冬でラッキー?!展望台は独り占めに近い状態でした(数人しかいなかった)。
ベルギーに行かれる方、グランプラスやブルージュなど中世の旅はもちろんですが、時間に余裕があって少しレアな体験がしたい方にはお勧めです。
1958年体験記・・・皆様、”過去の未来体験”楽しんでいただけましたか?
アトミウム・Atomiumオフィシャルサイト(英語)
【通常】
オープン:10:00~18:00(CashDesk ~17:30)
【夏季・2008年4月18日~10月19日】
オープン:10:00~19:00(CashDesk ~18:00)
木曜日は22:00まで(CashDesk ~21:00)
【交通】
ブリュッセル中央駅から、メトロ1A「Heysel」下車
上記のオープニング時間などはオフィシャルサイトからですが、念のため行かれる方はご自身で確認してくださいね。

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