Holy Week!
もう1ヶ月以上たってしまったのですが、先月行われたブリュッセルの展示会の様子をレポートします。
展示会はフラワー関連雑貨、インテリア、エクステリア、ギフト雑貨などが出展されており、商談が中心なのですが、会場の一部ではフラワーアレンジの展示やデモンストレーションが出展メーカー協賛のもと行われています。
そのデモ会場では、バレンタイン前ということで”バレンタイン”関連のアレンジが多くありましたが、”イースター”関連のアレンジ、デコレーションも目を引きました。
イースターはキリスト教関連のイベントですが、定義は”「春分」の後の最初の満月の次の日曜日”とのこと(ややこしい!)。
不思議なのか当たり前なのか?、日本の「春分の日」や「お彼岸」とも無関係ではないですね。
イースターを迎えてヨーロッパは長い冬を終え、春本番です。
これは太陽をほとんど見ない長ーく暗ーい冬を過ごしてはじめてわかる、体の芯から春を感じる感覚・・・人間も”動物”だなと思います(笑)。
展示会から1ヶ月以上も経ち、季節がずれてしまった感が若干ありますが(日本にいると特にそう思う)、イースターらしい花材、イースターシーズンの花材を用いたアレンジ・デコレーションです。
”イースター”といえばイエロー&パープルがイメージカラーですが、オランダのお花屋さんで働いていた時はイースター時期のブーケ(花束)にあまり典型的なイースターカラーを用いることはありませんでした。
同僚に聞くと、「最近はイエロー&パープルにはこだわらないのよ」とのことでした。
もちろんこれは国や地域によって違うと思います。
あくまでも、あまり宗教色の強くない、カトリック人口の少ないアムステルダムでの話です。
ではどんなお花がイースターのお花なのか、イースターのイメージカラーなのか・・・。
9年間のオランダの春を通して私が感じたイースター・・・
チューリップ、ラナンキュラス、アネモネ、ヒヤシンス、スイセン、フリチラリア、クリスマスローズ、スノーボール、雲竜柳など柳系、桜などの枝物・・・
卵、卵の殻、ひよこ、鳥、うさぎ、鳥の巣・・・
チューリップやアネモネを連想するようなビビッド系からパステルまでいろんな色が存在するなかでも私のイースターイメージは、枝物などのナチュラルカラー(ブラウン系など)とスノーボール等のグリーン、そのベースに映えるホワイト系のお花・・・これが私のイースターのイメージカラーかな。
もうすぐそのイースターがやってくる、今年2008年は3月23日(20日のグッドフライデーからイースター翌日のイースターマンデーまで4連休の人や会社も多い)。
イースター前の一週間(3月16日~22日)をHolyWeek(聖週間)またはPassionWeek(受難週間)と言うそうです。
私の知っている”イースター”はオランダのお花屋さんやオランダのお花に関わりながら見てきた、”お花”を通して見たイースターの一部。
まだまだ知らないことの多いイースター。
イベントとしてだけでなく、宗教的、歴史的、文化・・・もっと深く知りたい・感じたいと思うイースターです。
今回ご紹介しきれなかった写真もたくさんありますので、後日 BloemenVanThrua HP 「Holland情報」コーナー にてご紹介できればと思います。
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チェルシー様から別の記事へいただいたコメントのコピーです。
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チェルシー様のコメント:
いつも楽しく拝見させていただいています。先月ブラッセルで素敵な展示会が開かれていたのですね。。行きたかったですー。全く知らなかったです。ブラッセル在住なのでまた何かイベントがありましたら教えていただけるとありがたいです。
ベルギーで花修行をしようとしましたがどのお店も法律に反するからと雇ってくれません^^::ロンドンでは簡単に雇ってもらえたのに。。(もちろん無報酬)なので情報がなかなか入ってこないのでよろしくお願いします!
thura:
チェルシー様、はじめまして。
コメントありがとうございます。
チェルシー様はブリュッセル在住なのですね。
ベルギーでもお花のイベントがたくさんありそうですね。
私もいろいろ行ってみたいです。
飛び込み?のお花修行は簡単ではないですよね。
滞在状況(ビザの種類など)にもよりますが、ヨーロッパはどこも厳しいですよね。
ロンドンではお花修行をされたのですか?
それはいい経験でしたね。
是非ロンドンのお話もいいろいろ聞かせてください。
投稿: thura | 2008/03/21 21:53