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2007/11/12

フローリストのプライド

オランダでHortiFairが行われたあの1週間は忙しかった(回想)・・・

自分の仕事(BloemenVanThura)が帰国目前で切羽詰っていたあの1週間・・・HortiFair関連の仕事のお手伝い、そしてなんといっても衝撃は4年ぶりのお花屋さんのお手伝い!

イベントのお手伝いは喜んで手を挙げましたが、お花屋さんの仕事は考えてなかった・・・

もう4年間離れていたお花屋さんの仕事・・・大好きな仕事ですが、体力的に、オランダ語、なんだかかんだか・・・心の準備が必要です。

ですが、そんなことを考える時間もなく突然そのときはやってきました。(10月20日ブログ参照) 

Bb0711m現在ボスPeterのもとで修行中の日本人女性 I さん私の”日本人”二人 in de Bloemenboog ・・・。

こんなシチュエーション”歴史上”(おおげさ?)誰が想像しただろう・・・

輸入の仕事を始めてからも、以前一緒に働いていた元同僚Marloesがお店にいた昨年までは、オランダにいる間は毎週のように遊びに?行っていたお店ですが、元同僚が独立してからは家から近所でありながら足が遠のいていました。


Bb07111Bb07112







4年ぶりのDeBloemenboog・・・大好きな場所、なじみの場所、私の第2のふるさとのような場所ですが、仕事となると話は別、うかれてはいられません。

技術的にどうか、オランダ語・英語での接客はどうか、お店のことあれこれ覚えているか、お客様の要望にこらえられるかどうか・・・

いろいろ不安がありましたが、実際は・・・頭で考えるほど難しくはなく、体は覚えているのですね!!!

そうなんです、思いのほか体は覚えているものです(驚)。

ボスPeterも言っていました「そんなの、ご飯を食べることを忘れないのと同じように覚えているものだよ」と。

その上、お客様と接していると、あの頃の感覚がフツフツと湧き出してくるように、いろんなことを思い出しました。

一瞬にして私、4年前までの de Bloemenboog にいた日本人Naomiに戻っていました!・・・BloemenVanThura の thura(現在の自分)を忘れて・・・。


一生懸命お客様のご要望にお応えするように、お客様に気に入っていただけるような花束を提案したり、アドバイスをしたり、たくさん花束をつくりました。

その時ふと思ったんです・・・もしかしてこの感覚は「フローリストのプライド」だということを。

4年前まで約5年間、必死で過ごしたあの頃は、”オランダ語ができない”、”英語ができない”、”オランダの文化が理解できない”・・・などたくさんの劣等感がありました。

「”できない”と思われたくない」という気持ちで必死にがんばっていました。

ですが、今回初めて気が付きました。

これは”フローリストのプライド”だと・・・。

最初の頃は劣等感を乗り越えるために”必死”だったのは間違いないのですが、きっといつの間にかその”必死”は”フローリスト”としての”必死”に変わっていたのだと。


オランダのお客様(消費者)は、毎週いくつも自分用・プレゼント用にお花を買うし、個人個人の好みもはっきりしているし、お花に対する文化がかなり成熟しています。

そんなお客様達に認めてもらうためには、常にお客様に”おっ!”と思っていただける提案をしたり、技術的に魅せたり、”さすが”と思ってもらう必要があります。

(どんな世界でもどんな職業でも共通だと思うのですが・・・)

あの頃(4年前まで)はDeBloemenboogで過ごすこと、仕事をすること、オランダに居続けることなど・・・に必死だった私、精神的な余裕はどこにもありませんでした。

ボスPeterや同僚達から間接的に「フローリストのプライド」を学んでいたんだなぁ・・・と今頃気がつきました、感謝。

DeBloemenboogに出会ってから9年、モヤモヤしていた劣等感のような気持ちが吹っ飛びました!(今頃!?)

そして”疲れ”も吹っ飛びました・・・と言いたいところですが、体は正直、久々の肉体労働で疲れました(笑)。


その週は午前中に自分の仕事をし、午後から、夕方からなど何度かお店を手伝いに行きました。

お店で何日か過ごしていると、知っているお客様(常連さん)に会うんですよね。

そして「あら、Naomi戻ってきたの?」とか声をかけてくれたり・・・名前まで覚えていてくれて・・・涙!。

オランダのお花屋さんは八百屋さんのような存在、みんな必ず毎週お花を買いに来ます。

以前は毎週、毎日のように会っていたお客様達、多くのお客様は今でも変わりなくDeBloemenboogのお花を買いに来てくれています。

当時の顔見知りだったお客様達がまだ私を覚えていてくれたこと・・・嬉しかったです。

お店を辞めてあっという間に4年、9年前から過ごしていた環境がどんどん過去のものになって行きますが、お客様の声で私がここにいたことが現実だったことを思い起こさせます。

って、実際に5年ほどここにいたんですけどね(笑)。

帰国直前、最後に手伝ったのは土曜日の夕方、そのときは閉店までの数時間なんと一人(金・土曜日は一番忙しい日で、私がいた当時は3~5人でやっていました)。

あまりにも忙しく”怒り”にも似た”ストレス”に襲われました。

大好きな場所・大好きな仕事ですが、理不尽なこと・大変なこと・ストレスは別の話です。

帰り道、本当に本当に私は BloemenVanThura の thura を忘れ、当時の Naomi に戻っていました(BVTのお客様、申し訳ありません)。

以前もこんな怒りに似たストレスで切れそうになりながら帰り道を歩いたな・・・あの時は・・・この時は・・・こんな事もあったな、あんな事も・・・といろんなことを思い出しながら。

しばらくしてふと我に(thura)に返り、「あっ、今はもう自分の道を歩いていたのね」と、その日限りのストレスだったことにホッとしました(笑)。


いつも思います。

私が二人いたら・・・と。

皆さんはもし自分が二人いたらどうしたいですか?

私はもちろんオランダでフローリストとして過ごしたい・・・

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コメント

IKUIKU様、コメントありがとうございます!
その節はありがとうございました。
楽しかったですね。
せっかくの?二人の時間、もう少しゆっくり過ごすことができればよかったですね。

私のオランダ人度・・・やはりかなりいっちゃってますか・・・自分ではもうわからないんですよね。
日本では相当非常識人間でしょうか・・・!?
こんな私ですが今後もよろしくお願いします。

海外で楽しく過ごすために一番重要なのは、感覚、常識、文化、慣習などに慣れることです。
一番大変なことでもありますけどね(こればかりは経験しないと絶対わからない)。

突然でありえないシチュエーションでのフラワーショップでのお仕事。
ですがとっても楽しかったですね!
ご一緒できてうれしかったです。
何よりも、、、Naomiさんのオランダ人っぷりが見えて(笑)とってもうれしいです。
ますます、Naomiさんが魅力的に見えてきました。
日本の方が知らない、Naomiさんの横顔、、、またぜひ見たいものです♪

マイスタリン様そしてドイツのNaomi様、コメントありがとうございます!
なんだか抽象的な内容でしたが、ドイツのNaomi様にはわかっていただけたのですよね。
そうですよね、そうですよね・・・(ってなにが?)
「ふっきれていない・・・」とは劣等感のことでしょうか?
私は今、あの頃と違う生活を選んで、部外者のようにあの場にたったからブログで書いたような気持ちになったでしょう・・・本当かな・・・今でもやはり劣等感の塊かも・・・

私ももちろん3人でも4人でもいたらやりたいことは山のように・・・(笑)

オランダのNaomiさま。
ドイツのNaomiもその気持ちわかります。私はまだふっきれてはいないですが。。
私が2人いたら、日本で平和に暮らして、ヨーロッパ飛び回って・・・
でも、私は私が3人いればといつも思っているのです・・・欲深すぎる・・・(笑)

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