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2007/08/02

ホオズキの季節

先日お客様(日本のお花屋さん)ですごく立派なホオズキを見ました。

茎直径は1センチくらいで不自然なくらいまっすぐ長く(70センチ前後)伸びて、大きくて立派な(7-8センチくらい?)ほおずきの実が等間隔にきれいについていました。

まるで”竹”のようなホオズキ・・・

思わず「何、このホウズキ!すごい!」と大きな声を出してしまいました(残念、写真撮らせていただけばよかった)。

値段も結構お高いそうで、のちに別のお客様(お花屋さん)から「きっとそれは”名古屋大実”でしょう」と聞きました。

そのお花屋さんによると日本でも地域によってこのタイプのホオズキをお墓などに供えるとか・・・すごい・・・

お花屋さんを観察していると、私の地域(愛知県)ではお盆のお供え用のお花には、ホオズキの実(名古屋大実のような立派なものでなく普通サイズのものや実だけ)が入っています。

お話を伺ったお客様(お花屋さん)によると、彼女の出身地(愛知県ではない)では、ホオズキが入っているお供えのお花を見たことがないそうで、これも地域によって違うらしいのです。

とても興味深いのですが・・・みなさんの地域ではどうなのですか?

Lanpionbloemjune07写真は家(日本)の裏庭に咲いていた6月末ごろのホオズキの花、7月20日頃からオレンジ色の実がなっています。

ナス科だけあって、ナスの花に似てますね。



興味深いのは日本のホオズキだけではありません。

オランダにもホオズキはあるのです。

英名ChineslanternPlant学名Physalis(フィサリス)、オランダではLanpion(ランピオン、ランピオネチェス・・・ランタンの意)と呼ばれて、夏から秋までの結構長い季節出回る大変人気のお花です。

日本のようにお盆の季節だけではなく、季節を代表するお花なのです。

日本では考えられないかもしれませんが、ブーケ(花束)やアレンジ、デコレーション、ディスプレイ等に普通にたくさん活用します。

ホオズキシーズンの初め頃はお値段も結構高いのですが、後半になるとすごくお値打ちになり、じゃんじゃん花束に入れて使います。

サイズは20~30センチの花束に使いやすい物から80センチくらいの立派なものまでいろいろあります。

ですが今回日本のお花屋さんで見かけた”名古屋大実”のようなあんなまるで”竹”のような立派なものは見たことがありませんでした。

オランダのホオズキはもっとナチュラル。

丈の長いものは茎も生かしてスッとモダンに使ったり、茎をクルクルっとまるめてナチュラルに・・・いろんな使い方をします。

ホオズキだけ何本かで長さを生かして花瓶に活けたり、実(み)物として花束に入れたり、実だけをワイヤーなどでつないでデコレーションしたり・・・大活躍。

Lanpion2005_3

Autumn2000_3Lanpionejes02hortifair_3






左の写真はある秋のDeBloemeboog(私の勤めたアムステルダムのお花屋さん)の様子。

ホオズキには緑の葉っぱがたくさんついていますが、水がさがりやすいので、葉っぱの部分は切り落として使うことがほとんどです。

真ん中の写真は秋のアレンジ(2000年)・・・お店の同僚と共にカフェのテーブル用にいくつか作りました(重かった・・・カボチャが・・・)。

リース状にホオズキの茎も使っています。

右の写真は2002年の国際園芸見本市HortiFair・・・DeBloemenboogのボスPeterがプロデュースしていたブースのデコレーション。

私たちお店のスタッフやボスの知り合いのフローリストなど大勢が携わた大プロジェクト。

大量のホオズキの実はスチールグラスに刺して使っています。

これらの写真のようにオランダ・ヨーロッパの秋のシーンには、必ずと言っていいほど、どこかにホオズキが見られます。

いろんな使い方ができるので、とても人気です。


今回ほおずきを見かけたお店ではちょうどアレンジを作成中だったので、私はつい「ホオズキもアレンジに入れたいですねぇ」なんて余計な事を言ってびっくりされてしまいました。

未だに日本の文化(花文化)に戸惑う私です・・・

オランダではこれからホオズキを筆頭に秋の実物シーズンがやってきます。

好きな季節です。

日本はまだまだこれからが暑い季節・・・

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コメント

G.G.様、コメントありがとうございます。
まだ日本です・・・もうすぐ出発します。
ところで地域によってホオズキを使わないところがあると話してくれたのは奥様です。
勉強になりました。
地域によって違う、宗派によって違う、国によって違う・・・常識と思っていることは環境が変われば”非”常識ということです。
とても興味深いです。
ところで黒に近い紫の実・・・とコメントいただきましたが、G.G.様の言っているものと同じかどうかわかりませんが、オランダでオレンジ色の普通のホオズキより小さいナスのような紫色のフィサリス(ホオズキに似た実)は切花として流通しています。
今回写真を見つけられなかったのですが、また見つけたら紹介しますね。
日本の方々も好きそうな雰囲気、大きさ、色です。

法月は盆ちょうちんの代わりだと聞きます。
 お墓の花は宗派だけでなく、地域性がかなり強いようです。うちでも若いお客さんはむかしおばあちゃんが飾っていたからと買っていかれる方が多くなりました。
 世代が変わっても受け継がれるかもしれません。食用法月には黄色やクロに近い紫の実のものもあり生花としても面白いと思います。(生花で見たことないですけど)

 まだこちらにいらっしゃるのかな。気をつけて行って来て下さい。

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