夏、最後の思い出・・・ケルン
フランクフルトから戻った翌日のアムステルダムはどこまでもどこまでも青い空・・・晴天。
これで夏の空は見納めになるのかな・・・と思っておりましたが、本日は私のよく知っているオランダらしいグレーの曇り空、そして寒い。
さきほど思わずついにストーブを点けてしまいました・・・夏はもう終わりでしょうか(寂)。
夏の最後の思い出?にフランクフルトの展示会のあとに立ち寄ったケルンKölnを紹介します。
かの有名なユネスコ世界遺産「ケルン大聖堂Kölner Dom」のあるケルン。
フランクフルトから新幹線ICEで約1時間強、アムステルダムから約3時間強、ライン川沿いにケルンKölnという都市があります。
かつてローマ帝国が植民地として「コロニア」と呼んだことが、ケルンKöln(ドイツ語)・Cologne(英語・フランス語)という名前の由来とのこと。
またここケルンは”オーデコロン Eaud de Cologne”(「ケルンの水」という意)発祥の地だそうです。
そして世界遺産「ケルン大聖堂」が駅のすぐ真横、真ん前にそびえています・・・すごい存在感。
駅舎から出て目の前の大聖堂を見たとき、その大きさ以上に”なんて黒い!”・・・その不気味な黒さにびっくり、歴史を感じずにはいられませんでした。
ゴシック様式の建築物としては世界最大のケルン大聖堂。
13世紀に着工され、その後560年を費やして今のこの姿になったそうで、高さ157メートル、奥行144メートル、幅88メートル(想像するのは難しい)・・・とにかく大きいのです。
昨年みたミラノのドゥオモDuomo di Milanoはピンク系?でしたが(2006年9月12日ブログ参照)、ケルン大聖堂はブラック・・・この差は一体?
とにかくその不気味な?すごさをもつ「ケルン大聖堂」、翌日朝見学に行って来ました。
今回はケルンで1泊しましたが、翌日午後からは予定があったため、宿泊した翌日のお昼にはケルンを出発する(ICE)という少し残念なスケジュール。
ちなみにホテルは便利な予約サイト【ホテルクラブHotelClub】で予約しましたよ・・・簡単簡単、大満足(ブログ右下にもリンクが貼ってあります)。
翌朝早めに大聖堂見学へ。(6:30から内部見学できるそうです)
内部に入るとすぐ右手側に”タワー(塔)”を階段で登る入り口がありました(2€くらい?忘れました)。
入り口には往復30分と書いてあるし・・・・時間的には大丈夫・・・ということで、行って来ました。
いやー、大変です。
高いもの・タワー好きの私は、国内外のあちこちで高いものに登っていますが、今回は途中足が震えました(笑)。
階段は509段(と、入り口の案内にありました)、狭くそして歴史を感じる磨り減った石のラセン階段と、上部はタワーの内部の空間に用意された人口の階段(下が見えるため、ここが一番怖かった)を登っていくと、約100メートルの高さ。
気持ちの良い空気の中、ケルンの街が目下に、そしてまだまだ伸びるたくさんのゴシックらしいごつごつしたタワー(大聖堂の一部)を間近に望むことができます。
たくさんの観光客の方々も私もみんな恐怖を感じるこの高さ、一体昔の人はこの高さまでどうやってあの大きな石の塊や装飾を運んだのだろう・・・ほんと、すごい建造物です。
タワーを登った後、私の持っていた大聖堂の「不気味(黒い)」なイメージはもちろん「尊敬」に変わり・・・やはり”すごい”としか言えない・・・。
いい経験でした・・・でも登るのは1回で十分かな。
その後は大聖堂内部のステンドグラスを眺めながら、静かに歴史を感じつつ、先ほどの”タワーのぼり”でガクガクになった足を休め・・・。
そして限られた時間を有効に、1時間のライン川クルーズに出かけました。(いろんなコースがあるようです)
ライン川クルーズも便利・・・大聖堂・駅のすぐ近く、歩いて5分くらいかな・・・観光に便利なケルン。
いつかはドイツ古城を巡る本格的なライン川クルーズをしたい・・・
最後にプレッツェル(8月29日ブログ参照)とお土産を買い、ICEに乗り込んでアムステルダムの現実へ向かいました。
ほんの数時間の休暇?でしたが、ケルンという街が好きになりました。
また行きたい街ですね・・・今度はもう少しゆっくり。
なんと?!今回”ドイツビール”を飲みませんでした・・・(ドイツワインを飲みました)。
そのためお土産はドイツビール・・・ではなく”ビール型クッション”(長さ50センチ!)です。
こんなふざけた?お土産選ぶ人いるんですね(私モノ好き)、自分自身びっくり(笑)。
そうそう、お花ブログなのでお花情報も忘れてはなりません。
ホテルのお花もすごくかっこよかったし、素敵な花束を持っている人々もたくさん見かけました。
ドイツといえば伝統的なイメージでしたが、お花のイメージが少し変わりました(スミマセン、勝手な私のイメージです)。
(2枚の写真は駅のお花屋さん)
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