新種さがし・・・?!
先日アールスメーヤ花市場へ行ってきました。
お花輸入の取引先との打合せです。
オランダに滞在中はお花の輸入はお休みなので、たくさんのお花を見るとウズウズします。
お花はいつ見ても素敵ですね。
お花の輸入販売に関しては今年4月より方法を少し変更し、不定期入荷となっております。
ご迷惑をおかけしておりますが、オランダお花情報はどんどん?発信していきますので、よろしくお願いいたします。
その一環で、バラ生産会社(2社)へ取引先のスタッフの方と行ってきました。
ガラスのグリーンハウスが見えないくらい遠くまで続く、まるで工場のような農場。
水やりや苗の移動など自動化が進んでいて、それこそ近代的な工場です。
写真はグリーンハウス内部、上にぶら下がる赤い看板でわかるように、人間の通り道ではありません。
無人の台車がたくさんの苗をのせてやって来て、行くべき場所に行き、ガラス張りのハウスの一部(部屋のようになっている)が開いて(もちろん自動)、行くべき場所に苗を収め、またガラスが閉まり、台車が静かに戻っていきました。
その間、人間様?は台車が通り過ぎるのを待ちます・・・まるで踏み切りのように。
興味深いのですが、種苗に関しては詳しくないので、これくらいにします。
たくさんのバラを見ました。
これらはまだ名前のない実験中、これから発表されるバラ達です。
一番左の写真は全部赤バラですが、一ウネずつ違う種類だそうです。
赤といっても奥が深いですね。
この中から生産性、お花の特徴など吟味され、やっとデビューです。
今年の10月にある見本市(HortiFair2007年10月9~12日)で発表される新種があるかもしれません。
以前に農場見学したときのレポートが BloemenVanThura HP 「Holland情報」のコーナーにもあります。
ご興味のある方はそちらもどうぞ。
ピーチアヴァランチェ PeachAvalanche・・・大輪のアプリコット色のバラです。
アバランチェAvalancheは白バラが有名ですが、薄いピンクSweetAvalanche(2006年7月2日ブログ参照)もあり、どちらも強く、とてもきれいに咲きます。
なのできっとこのアプリコット色のアヴァランチェも素敵なはず。
取引先のバラ担当のおじさんは絶賛でした。
私は未入荷のため試していませんが、見て触った感じはいい感じでしたよ!
優しい雰囲気のバラ・・・ウェディングによさそうですね。
これは取引先から写真のみ見せていただいたものです。
私が訪れた時に現物はなく、次の日に入荷予定とのことでした・・・残念!!!
大人気のレインボーローズ(2007年5月12日ブログ参照、他にも何度もこのブログに登場しています)と同じ加工会社が同じ方法で吸上げ加工したもので、まだ試作中とのこと。
昨年はオレンジ色のアジサイ(吸上げ加工、2006年7月13日ブログ参照)を輸入しました。
オレンジアジサイは、吸上げ加工でもとてもフレッシュで素敵なアジサイでした。
きっとこのレインボーアジサイもいい感じでしょう。
ただ・・・このタイプのアジサイはフレッシュタイプ、水が下がりやすいので取り扱いには注意が必要です。
もしどこかで見かけたら、その点だけは注意して、是非試してくださいね。
新しいお花に出会えるのは、冒険のようで楽しいですね。
前回のブログで予告した「アールスメーヤレポート」の続きはまたいつか。
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コメント
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ばら屋様、コメントありがとうございます。
アプリコット色のバラはデリケートで、季節によってはムレやすいと思うのですが、このピーチアバランチェは期待できそうな気がします(ムレにも強そう)。
楽しみですね。
オランダのアールスメーヤ花市場周辺はこんな大規模な生産会社がたくさんあります。
種苗について詳しくないのが残念ですが、いろんな行程を見るだけでもとても興味深いです。
投稿: thura | 2007/06/16 04:42
こんにちは。
良いバラが出ましたね。ピーチアバランシェ!スイートに続いての枝変わりでしょうね。色も花形も綺麗で日本でも人気になるでしょうね。
それにしてもオランダの農業は近代化が進んですごいですね。ほとんど工場ですね。日本もそうしないとダメな時代が来そうですね。ん~頑張らないと。。
投稿: ばら屋 | 2007/06/15 17:53