驚きと感動とBloemenbon!
話しはさかのぼります。
2月8日ブログで書いたトラブル「タリス乗り遅れ(乗せてもらえなかった)事件」のその後。
その後、納得がいかず、NS(オランダ国鉄)のインターナショナル窓口に話しをするために行きました。
アムステルダムのインターナショナルチケットカウンターはいつも込んでいて、普通に並ぶと(急ぎのときや予約チケット受け取りのときは別)最低30分、込んでる季節は数時間並ばなくてはなりません。(過去には4時間待ったことも・・・)
さんざん並んだ(1時間弱)その窓口でも「状況はわかりますが、ここではなんともならないわね・・・」とのこと。
そして「一度カスタマーセンターに手紙を書いてみて。自分の口座番号も書くのよ。書いてみないことにはなんにもならないから!」と、なんだか親切にカスタマーセンターの住所を手渡され・・・
普段なら、それが日本でもオランダでも、ちょっと面倒かな・・・と思ったらそれもストレス、まあいいっか・・・となってしまうところなんですが、ここはオランダ・・・オランダ人ならどうするだろう・・・と考えました。
窓口の人も「手紙出しなさい」と言った・・・相談はしなかったけど、私のオランダ人の友達は「名前は聞いたか?今すぐにでもクレームの電話してやる!」とか言いそうな人が多い(オランダ人個人的にはとても正義感が強く熱血・・・と私は経験上思っている)。
と言うことで、後日クレームの手紙をA4サイズいっぱいに書いて(オランダ語できませんので英語です)カスタマーセンター宛てに出しました。
その日そのときの状況(雪、数分の電車遅延、最終電車、ドアも開いてた・・・)、車掌さんとの会話、その後・・・そしてこちら側の要求・・・
要求はもちろん”お金!!!”・・・・ではないですよ!
もっと心のある柔軟な対応と態度の再教育。
そしてダメ元で、余分に買わなければならなかったチケット代。
このトラブルについては、ブログを読んでくれている方や友人からも同情?の言葉をいただき・・・
(私の”馬鹿さ”を再確認したとも・・・)
そして今日の「驚きと感動」なんです。
なんとNS(オランダ国鉄)から手紙が届きました。
手紙をだして10日ほどのスピード対応。
そして手紙と一緒に”Bloemenbon”(お花ギフト件)!
全く期待はしていなかったので、驚きそして感動しました。
海外生活では楽しいことばかりでなく、思い通りに行かないことも多く、どれだけ悔しい思いをしたことか・・・どれだけ諦めてきたことか・・・
8年もそんな生活をしているので、いまさら日本の生活と同じような結果や対応を期待しないし、思い通りに行かないことも想定内だったりして、日本にいるときよりは覚めた感情で過ごせるようになった今、NSからの手紙は涙が出るくらい嬉しかったです。
ある意味、この8年で初めて私の気持ちが伝わって形になって帰ってきた、初めて成し遂げた(大げさ?)・・・それくらいの感動です!
手紙の内容は、お詫びと今回の出来事を今後に生かすと言うこと、そして余分に買わなくてはならなかったチケット代返金について。
そしてチケット代を返金するだけでは申し訳ないとの事でこの”Bloemenbon”を同封してくれたとの事。
うっ・・・感動・・・
だからなんだかんだ言ってもオランダが、オランダ人が好きなんですね・・・私。
そしてNS!見なおしたよー!これからもタリス乗るね―!(単純な私)
でもさすがお花大国オランダ、この状況で”Bloemenbon”とは。
誰もが一番喜んで使うと思われる”Bloemenbon”ということでしょう。
オランダのお花に携わる私としては、この対応にまた感動。
ところで日本だったらどうなんでしょう・・・コンビニのカード?お米券?金券?
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