北オランダ生産者さん巡り
今日はホリデー!・・・と思わず言ってしまいたくなるような天気と景色。
残念ながらホリデーではなく、今日は取引先の社長さんと生産者さん見学のため、アムステルダムから車で1時間弱、牧歌的な風景が広がる北ホーランド州(NoordHolland)へ行ってきました。
海のように見えているのは、100年ほど前に北海に何十キロもの「大堤防Afsluitdijk」を造ってできたアイセル湖(1.2枚目の写真)です。
天気は最高、空気は澄んで、ちょうどこれから夕方・・・という時間、景色にまして”光”がきれいで感動しました。
でも実は・・・私より取引先の社長さんのほうが感動してたくさんシャッターをきっていました・・・オランダ人なのに・・・
あまりにも風景がきれいなため、車を停めては写真、また写真・・・約束の時間に遅刻してしまったくらいです。
さて本題、今日はアマリリス生産者さん、スキミア生産者さん、チューリップ生産者さんを訪ねました。
アマリリスの生産者さんは、大のアマリリス好きの方のようで、熱くアマリリスのことを語っていました。
こんな生産者さんの作ったアマリリスを日本にもたくさん紹介したいなと思いました。
生産者さん曰く、燃料の高騰はオランダでもシビアな問題だそうで、生産方法、地域、などいろんな分野であれこれ研究をしているそうです。
帰りには自慢のアマリリス数種類とユーチャリスをいただいてきました。
ユーチャリスもアマリリスと同じような環境、方法でできるのでしょうか。
アマリリスはこれからがシーズン、楽しみです。
約束の時間を過ぎていったのですが、雑誌を抱えてニコニコして待っていてくれた大きなオランダ人男性。
なんと彼が手に持っていたのは日本の雑誌「フローリスト」2005年2月号。
上の写真は「フローリスト」を興味深げに覗きこむスキミア生産者さんと取引先社長さん。
ただ・・・「なぜきれいな葉っぱを取ってしまうんだ・・・」彼は雑誌のアレンジを見て残念がっていました。
葉っぱのきれいさ、良し悪しは重要のようです。
「花束中心のオランダと違い、日本ではアレンジが中心で、赤や緑のお花の部分だけ使いたいのよ。長持ちだし、葉っぱの方がはやく変色するから・・・」とフォローしてみました。
日本でもいろんな切り花の葉っぱにはこだわりますよね。
今年スキミアを使うときは、少しだけオランダの生産者さんのこと思い出してみましょう。
今まだ9月ですが、チューリップの切り花は冬春ほどではありませんが流通しています。
不思議だと思ったことはありませんか?
9月から11月ごろ流通しているチューリップは”アイスチューリップ”と呼ばれます。
球根の性質を利用し、開花前にぐっと冷やして冬の状態をつくり、その後春のような環境で栽培すると、目を覚ましてチューリップが咲くというシステムです。
これから市場を賑わかすだろうチューリップのたくさんの球根がマイナス1.8度の環境で眠って(凍って)いました。
まだこれから秋冬ってときにチューリップ?って感じですが、これからがシーズン、かわいいチューリップを見るとやはり微笑ましい気持ちになります。
本日の生産者さん見学については、また後日 BloemenVanThura HP にてレポートする予定です、お楽しみに。
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