ケシの実 Papaver
最近アムステルダムは秋に向け加速を始めています。
急に寒くなってきました。ストーブの種火つけました・・・
といっても、いつも行っています。
花を買うわけでもなく、ただフラッと雰囲気を楽しみに行っています。
その時私に声をかけた?花、「パパーバーPapaverシード(ケシの実)」。
閉店間際のお店のバケツに3本だけ売れ残っていました。
日本ではアヘン法のため、輸入・栽培が禁止されている「ケシ」です。
オランダでは、ポピーの花(4~6月頃)が終れば、秋まで大量に出まわる「ケシの実」。
直径5センチ位~コブシ大の実の先端には、お花のような模様、コロッとした形、そして少しグレイッシュなグリーン!
私の大好きな花材です!
オランダではこの季節、普段使いの花束にも、モダンで個性的な花束にも、クラッシックなアレンジにも、創作的なアレンジにも欠かせない花材。
花束には可愛い雰囲気で、モダンなタイプにはクールに、創作的なものにはファニー(おもしろく)等、どの雰囲気にもできる優れもの。
輸入できなくて、本当に残念です。
「ケシの実」について調べてみました。
ヒナゲシ等観賞用、園芸用のものは麻薬成分を含まないので、日本でも楽しめます。
また、食材としてパンやケーキに使われる「ケシの実」(正しくは「ポピーシード」)には、すでにアヘンになる成分は含まれてないそうです。
私が今回取り上げた花材としての「ケシの実」は、開花後10日~20日目の未熟果(種子ができる前)。
この実に傷をつけるとでてくる乳液から麻薬の原料になるアヘンがとれるそうです。
(加工方法はGoogleなどで探してください)
確かに!ナイフで実を切ると白い液が出ます。
これがアヘンの原料か・・・
この花材、姿だけも興味深いのですが、なんともいえないのが”香り”。
いい香りとも悪い香りとも言えない、そして強すぎない独特の香りがあります。
なんか魅力的・・・
ちなみに10本6.50ユーロ、ラスト3本は1本60セントにしてくれました。
ところで今朝(8/30、オランダ時間)はついにユーロが150円をこえました!
かなりショックです。
2002年に導入されて以来(銀行間では1999年より)、加速する円安ユーロ高・・・
私が3年前に日本への輸入を始めて以来恐ろしい速さで・・・ついに150円代。
今日は悪夢でうなされそう・・・
ギルダー時代が懐かしい・・・
ユーロになってからオランダでは(ヨーロッパでは)物価もあがっているし、ヨーロッパでモノが安く買える!なんてイメージはもうない・・・
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