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クルクルのグリーンのライン・・・これも夏のお花、アリウムの種類。
”Knoflook”といいます。
”Knoflook”とは・・・オランダ語で”ガーリック(にんにく)”の意味!
オランダに住んでいたとき、この”Knoflook(クノフローク)”という単語は、音(発音)もおもしろいし、スーパーでもレストランでも必須なため、早い時期に覚えた単語です。
にんにくらしい苦い香りが漂います。
この”Knoflook”と大量のアリウム類がオランダから到着した時には、その箱はかなりにおっていました・・・
お料理なら、特に夏は”にんにく”の香りはおいしそうだし、元気が出ますが、アレンジや花束には・・・と心配な方、茎を切るのはお早めに。
茎を切ったあとはニオイがきつくなりますが、ご安心を。
本当に時間がたてば、ニオイは飛びます。
ですが、空気の入れ替えがしやすい場所で作業することをお勧めします!?
今日入荷したものは茎がクルクルしていますが、これはおそらくわざと茎をくねらせていると思います。
その茎の先に小さくて細くて長いふくらみが。
写真をアップにしてみてください。
この中にお花があります。
ということは、このふくらみがつぼみですね。
1~2週間(環境にもよりますが、予想)ほどで、ふくらみの付け根が少しずつ裂けてきます。
そして今のこの個性的な姿とは似つかぬ白い可憐な!花が出てきます。
自然に咲くのを待てない場合は、ふくらみの部分をめくってしまいましょう。
今の雰囲気とはまたちがう雰囲気で使うことができる2度おいしい花材です。
いつも怪しい系お花ばかりの私のブログでは珍しく、今日は綺麗なバラを紹介します。
オランダ・アールスメーヤ花市場では、大輪のスタンダードバラに比べ、圧倒的にスプレーバラの流通量が少ないです。
スプレーバラ人気の日本の花市場を思うとびっくりですよね。
そんなオランダでも初夏のこの季節にはイングリッシュタイプのスプレーバラが出回るようになります。
出荷されるのは毎年この時期。
茎の長さは35センチと短いのですが、トゲはすごい!
お花の大きさはゴルフボール大!とすごい存在感です。
ただ・・・オランダで出荷されるスプレーバラは通常つぼみの数にばらつきがあり、今回入荷したものもスプレーになっていない(茎に1リン)ものも結構ありました・・・
お花のモチが悪くなるこの季節、弱そうで案外花モチのよい”アリウム類”のお花。
本当にお勧めです。
ただ・・・お水と茎は腐りやすいので、こまめにお水を替え、とろけてきた茎の部分も切り落としてあげましょう。
今日紹介するのは「アリウムJeannie」。
1本に黄色の小さなお花(お花一つの大きさは咲いたときで1センチくらい)が固まってついています。
すでに咲いている部分もありますが、咲いてからもモチがいいし、咲いているお花の下にはまだたくさんのつぼみが隠れています。
アリウムというとネギのような”におい”で敬遠する方もいらっしゃいますが、種類にもよります。
この黄色のアリウムにはあまり”におい”はありません。
茎の切り口は全く”におい”はありませんでした。
お花にほんのり(鼻をくっつけて嗅げば)ネギの香りがするくらいです。
多くの場合、茎の切り口から”におい”が発生します。
その場合は茎を切ってから時間がたてば、”におい”はとんでしまっています。
使う時間、使い方を考えて適切な方法で処理をすれば、この季節に花モチのよい”アリウム”を使わない手はないですよね。
お花自体からの”におい”より、飾っている間の水が腐る”におい”対策のほうが重要です。
この季節の代表的なお花「セダム」です。
とっても多くの種類、姿カタチがある多肉植物です。
日本では「ベンケイソウ」と言った方が通じるかもしれません。
今日紹介するのは「セダム」の黄色バージョン。
茎が細く、小さなお花の草花系のセダム。
涼しげです。
私の一番好きな「セダム」はこれ(左の写真”SedumMatronaRed”)。
シブいダーク系のセダムです。
2005年7月21日のブログでもいろいろなセダムの紹介をしています。
お花のモチが悪くなるこの季節には、花モチのよいセダム類がぴったりです。
だた・・・ナメクジさんたちが大好きなお花でもあり、夏に向けて入荷が難しくなってきます。
(輸入にはいかなるムシさんも厳禁なため)
花瓶から垂れた状態です。
入荷してから数ヶ月後、茎だけがまだ生きていたので、花瓶に挿しておきました。
特に世話をしていたわけではなかったのですが、その後根っこが出てきて茎も少しずつ伸びてきて、春になったら葉っぱもつぼみも付き、お花も咲きました。
写真のものはまだこれからつぼみが付きそうです。
すごい生命力ですね。
私の好きな実物、今日紹介するのは「アイリスシード」。
実の大きさは縦5センチ前後で結構大きくて重い。
ボテッとした姿が、かわいい?いえ、面白いです。
葉っぱは比較的すぐに黄色になりますので、早めに取ってしまったほうがいいと思います。
実はしばらく今の状態(グリーン)、いずれは茶色になりますが、実のいくつかはしばらくすると開いてくるかもしれません。
その開いた姿もお花みたいでかわいいです。
「アイリス」というお花は非常に種類が多いお花です。
みなさんはどの「アイリス」を思い出しますか?
日本の代表選手的な「ハナショウブ」、花びらの付け根の黄色と白の網目模様が名前の由来?の「アヤメ」、山野の水辺に群生する「カキツバタ」・・・
これらの名前を並べていると、とっても日本的な雰囲気のお花ですよね。
他にはオランダで育成された「ダッチアイリス」、欧米の代表で大きな花が特徴の「ジャーマンアイリス」などなど・・・
欧米でも春から夏の人気のお花です。
「アイリス」の名前は、ギリシャ神話の中に登場する”虹”の女神イリスに由来するそうです。
ゼウスとヘラの使者として、天と地にかけた”虹”から地上へ下って「アイリス」の花に姿を変えたといわれています。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のために作られた「エーデルワイス」という曲を耳にしたことがあるのでは?
今日紹介するお花、これが”エーデルワイス”です。
ヨーロッパ~シベリア、ヒマラヤに分布するキク科ウスユキソウ属の高山植物。
日本ではなかなか見ることができないですよね。
オランダ・アールスメーヤ市場でも切り花として流通しているのは6月頃の限られた期間。
茎の長さは15センチほど、花の直径は2~3センチのシルバー色の毛に覆われた小さなお花です。
お花の部分を良く見ると、星型でもあり顔?のようにも見える個性的なお花ですが、高山にこんなお花が咲くなんて神秘的ですよね。
”エーデルワイス”のお花はドライフラワーにすることもできます。
ただ・・・出回る時期が日本の梅雨の季節なので、水や茎が蒸れたり腐ったりしやすいので、取扱いには少しだけ注意が必要です。
ドライフラワーになっても、シルバー色の毛の感じはそのまま。
さらにお花の”星型”も活かしてクリスマスアレンジなどにも活用できそう。
世界中で盛り上がっていあるサッカーワールドカップ。
日本も初戦負けてしまいましたが盛り上がっていますよね。
ヨーロッパではそれ以上に盛り上がっています。
オランダではさらに盛り上がっています。
オランダチームは決勝トーナメント出場が決定しました!
4年前にはワールドカップに出場できなかったオランダ。
今年の開催国がお隣のドイツということもあり国を挙げての盛り上がりになっています。
中継ではオレンジオランダ軍団が嫌でも目に入ったのでは?
さてお花業界ももちろん盛り上がっています。
オランダ国旗カラー(赤・白・青の横シマ)のペイントです。
ヨーロッパ各国の国旗バージョンが登場しています!
5月オランダに行った際にもかなりの盛り上がりでしたので、今は恐ろしいことになっているでしょう。
オランダカラーやドイツカラーのテラコッタや、サーカー関連の資材。
遊び心いっぱいです。
オランダ資材問屋さんにて(2006年5月)。
枝に赤い実「Pistacia Vera Berry(ピスタチアべラベリー)」、イタリア産。
”Pistacia”を調べてみると、ウルシ科のお花で、随分種類がたくさんあるようでした。
オランダのお花屋さんで働いていた頃、”Pistacia”というグリーン(葉物、枝物)を初めに覚えました。
2枚目の写真がそのグリーン。
小さくて細い形の葉っぱがわさわさついています。
季節によっては赤いプチプチした実が葉っぱの中に(と一緒に)ついていました。
花束や大きなデコレーションの脇役としてよく使ったグリーンです。
オランダに修行に行く前、日本では見かけない花材だったので印象的でした。
枝が結構ゴツゴツしている上に、曲がっていたり・・・慣れるまでは使いにくい花材でした。
そして独特の枝の香りがありました。
オランダではあんなにたくさん流通しているのに、日本では全く見かけません。
多くの輸入会社さんも入荷しないのでしょうか・・・
って、私も入荷したことないです・・・きっと日本のお花のスタイルには使いにくいのではないか・・・と思うのです。
今回入荷したのは”Pistacia”の赤い実。
やはりオランダで使っていたグリーンと同じ懐かしい香りがありました。
ところでこの”Pistacia”、ピーナツなどと一緒に食べる”ピスタチオ”の木なんですよね!
スイカズラ科ガマズミ属の植物で、今の季節から秋にかけて出回ります。
季節によって多少実の色や熟し方が違いますが、とってもおいしそうな?(食べれません)かわいい実です。
今回のものは緑~赤のグラデーションです。
綺麗な緑の葉っぱがついていますが、水が下がりやすいので使い方や飾り方によっては、葉っぱはとってしまったほうがいいかもしれません。
たくさんの赤い実が固まってついています。
茎は硬い枝ですが、実のついている部分は細くて柔らかく、実は垂れ下がった感じになります。
是非その熟して垂れ下がった感じを生かしてほしい花材です。
艶やかな感じが夏には涼しげに、秋には実りの秋の雰囲気になります。(と思います)
実を一粒一粒をカラーワイヤー等にとおして遊びに使うこともできます。
アムステルダムの運河沿いなどに立ち並ぶプラタナス。
初夏のこの季節、わさわさとそよ風にゆれる大きな葉っぱとともにかわいいプラタナスの実が・・よく見るとたくさんなっています。
プラタナス並木の下を歩いていると、頭上からプラタナスの実が落ちてきて頭にあたります。
秋には大量の葉っぱを落とし、冬には葉っぱがなくなり寒そうな姿に・・・そして春また緑いっぱいの姿に。
季節感をとっても感じる大木プラタナスです。
今仕事で日本にいますが、初夏のオランダが恋しくなります・・・
今回入荷した「プラタナスベリー」はイタリア産。
色は茶色になりますが、いい雰囲気ですよ。
左の写真はもう1年以上前に入荷したものです。
今日のお花は「Sceptres Paranomus(ファラノモス)」。
南アフリカからやってきました。
葉っぱの雰囲気は多肉植物のよな感じですが、多肉ではなく、張りがあり硬い質感。
調べてみるとプロテア、リューカデンドロン、バンクシアやグレビレア(2005.12.8のブログ)などと同じグループのよう。
日本語では”ヤマモガシ科”というそうです。
そういわれてみれば、リューカっぽい感じ。
というか、これまで気にしてなかったのですが、プロテアやリューカ、バンクシアが同じ”科”に属してたなんて!グレビレアも!新しい発見です(私だけ?)。
この種類のお花は全部大好きなお花なのに、同じ”科”とは知らなかった・・・
そっか・・・偶然じゃなかったのですね。
「Paranomus」の話に戻りましょう。
モコモコしている部分がお花(つぼみ)で、シルバー&ツヤのある感じ。
モコモコの部分は小さなつぼみが集まった状態です。
小さなピンクっぽい花(そういわれればグレビレアっぽい咲き方)が咲きます。
咲いた姿の写真をお見せできないのが残念。
とっても花モチがよさそうです。
もちろん大好きなお花の一つになりました。
こんな素敵なお花がたくさん咲いている南アフリカにいつか行ってみたい。
”Rhubarb”という種類のなかの一つのお花だそうです
雰囲気はお花というより野菜です。
全体の丈は70センチくらい、茎の太さは直径3センチくらいで中は空洞。
葉っぱは”レタス”みたいいな感じ。
そして面白いのは葉っぱの付け根にポコポコついているお花?です。
このお花、まるで”タラコ”なんです。
ピンクっぽい小さなツブツブが集まってこぶし大の塊となっています。
そしてなんと!!、匂いまで”タラコ”なんです!!!!!
想像できますか?想像できないですよね。
実際その匂いを嗅いで”タラコ”と確信しても、未だに不思議な感じです。
このツブツブのお花、パラパラ散りそうですよね。
でも案外散らず、このままドライになりそうな雰囲気でした。
一体なんなのでしょうね。このお花。
インパクトはあるので、個性的な活け込みなどにお勧めです。
どなたかこのお花についてご存知の方いらっしゃったら教えてくださいね。
日本ではその姿から「極楽鳥花」と呼ばれる「ストレリチア 」。
オレンジや黄色の花が鳥のような姿で咲きますね。
今回紹介するのはその「ストレリチア」のお花の終った後の姿。
「ストレリチアシード」です。
今回の入荷で初めて見たのですが、ストレリチアもお花が終ったあとに、その付け根が膨らんで大きな”種?”になるのですね。
オランダ・アールスメーヤの取引先から"シード(種)&怪しい物好き"の私に「ストレリチアシードがあるよ」といわれ、「えー?ストレリチアのシード???そんなのあるの?」、とすぐには信じられず、急いで写真を送ってくれるよう 頼んだほど、想像もできませんでした。
いずれはドライになりそうだけど、バナナのようなシード?と自然のあやしい赤と青っぽい緑がいい雰囲気です。
お花ってなんでも終った後の姿が別の顔を持っているのですね。
ところで「ストレリチア」といえば、忘れられないエピソードが・・・
この仕事(輸入)をはじめるための準備をしていた頃、オランダから戻り何種類かのお花をテスト入荷しました。
そのとき入荷したお花はオランダのお花屋さんで人気だったお花数種類。
そのうちの一つが「ストレリチア」でした。
オランダでは当時(たぶん今も)、シンプルでかっこいいインパクトのある花を単品で数本シンプルな花器に飾るのがはやっていました。
「ストレリチア」はその代表的な人気のお花です。
日本へ入荷してみるとなんと!「お葬儀で使うお花」(地域によります)ということで、かっこいいイメージがないらしい・・・
前回ブログ(5/11)で紹介した「フウセントウワタ」もそうですが、場所・文化が変わると常識や感覚も思いっきり違うのです。
”逆カルチャーショック”を受けた思い出のお花です。
日本でもオランダでも同じです。
「アリウム」というと、”コワニー”、”ギガンジウム”、”タンチョウ”等を思い浮かべる方が多いのでは?
実際には「アリウム」にはすごく多くの種類があります。
”ギガンジウム”のように小花が集まって丸くなっているものだけでなく、形が面白いものも結構あります。
以前に紹介した”アリウムSchubertii”(2005年6月22日、2006年5月10日)も面白い咲き方でした。
今日紹介するハンギングタイプのアリウム”Siculum(シクラム)”もそのひとつではないでしょうか。
ハンギングタイプ・・・そう、いくつもの小花が垂れて咲きます。
しかも色が素敵、とってもシックなんです。
くすんだクリーム色にパープル系のライン。
アリウムの中では私の一番のお気に入りです。
ただ・・・匂いがかなりきついです。
特に茎を切ったばかりはしばらく’つーーーーん’と匂いを撒き散らします。
アレンジや花束で使うときは半日くらい前に使う長さに茎を切っておくことをお勧めします。
時間がたてば、それほど匂わなくなりますから、「匂いがきついから・・・」と避けないで、それぞれのお花にあった処理をしてどんどん使いましょう。
アリウムは基本的にお花のモチはとてもいいですから・・・
ですが、茎は腐りやすいので水換えなどこまめにしてください。
特に”アリウム”の出回る頃は春からジメジメの夏への季節・気候の変わり目です。
それぞれのお花にあった世話をして、少しでも綺麗に長く楽しみたいですね。
急に暑くなってきました。
お花を輸入している私にとっては少しつらい季節です。
せめてこのまま梅雨がこなければ・・・そう願っていますが、もうすぐ梅雨ですね・・・
今日のお花?は毎年春に私達を楽しい気持ちにさせてくれる”チューリップ”・・・の後の姿
「チューッリップシード」。
”チューリップ”の”めしべ”の部分が育ったものです。
5月12日のブログでも「チューリップシード」のスタンダードタイプを紹介しました。
スタンダードタイプ同様”めしべ”の部分です。
なぜ、スプレー(枝分かれ)になっているかって?
チューリップも種類によってスプレータイプのものもあるのです。
人気の薄いピンク色・八重咲きの”アンジェリーク”などもスプレー咲きですね。
スプレータイプもスタンダードタイプも黒っぽいラインが渋くてかっこいいです。
「カーリータイプ」、レアです。
思わず、なにこれ!?って言いたくなると思います。
まず”めしべ”がウネウネしています。
これは”おしべ”でしょうか・・・
その上その”花びら”のような部分に”つぶつぶ”が・・・”花粉”?
かわいらしい”チューリップ”からは想像もつかない姿です・・・
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