ライラック
「ライラック」です。
ヨーロッパでは春(4.5月頃)にお庭や公園のライラックも開花し、春~初夏を告げます。
切花としては冬から初夏にかけて出回るとてもポピュラーなお花。
甘い香りもあり春を代表するお花として、みんな大好きです。
お花の色はパープル系、ホワイト、ピンク系、ピンクホワイトの複色のものなど、咲き方では一重咲きと八重咲きなどがあります。
お花の付き方は左の写真のように小さなお花がいくつか集まって1つの固まりになり、その房が4つくらいの塊になっています。
小さなお花は根元(茎の付け根)のほうから順番に咲いていきます。
日本ではウェディングのお花としてでよく使われているようです。
ライラックはデリケートなお花で、暖房等の風が当たるとお花の水が下がってしまいます。
お花が「くたーっ」としおれたようになってしまいます。
なるべく直接の風を避けたり、お水が下がったらこまめに水揚げをしてあげれば、とても長モチするお花です。
ちなみにオランダ式の水揚げ方法は「お湯揚げ」。
ナイフでシャープに茎を切り、枝用(もしかしたらこれが重要?)栄養剤を適量入れたぬるま湯に入れます。
その後はとくに何もしなくてもお花は「シャッキッ」となっています。
枝用栄養剤のおかげか?、その後時間をかけて(数週間)ツボミもどんどん咲いていきます。
オランダのお花屋さんと比べると、ウェディングでよく使われるとはいえ日本でのライラックの流通は少ないような気がします。
花束や単独(ライラックのみ)で飾るオランダのお花文化と、アレンジ中心の日本のお花文化の違いでしょうか。
給水スポンジを利用するアレンジでは水が下がる心配がありますものね。
ライラックを花束に入れると、ライラックの小さなお花たちがキラキラしてとても綺麗です。
ヨーロッパの雰囲気を出したいときには最適なお花です。
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