« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006/03/31

ヒヤシンス(八重咲き)

Hyacintannabell1Hyacintannabell2Hyacintdouble










春を代表する花、ヒヤシンス。

ヒヤシンスといえば、小学校時代に水栽培した球根のお花。

お花屋さんやガーデンセンターでは3つくらいの球根がポットに入った状態で売られているのをよく見かけますが、”切花”としてのヒヤシンスは少ないようです。

オランダでももちろんヒヤシンスはポットで出回ります。

それと同じくらい”切花”としてのヒヤシンスもポピュラーで、チューリップに並ぶ冬から春を代表するお花です。

ヒヤシンスには香りがあり、みんなその香りが大好きです。

今日紹介したお花はそんな切花ヒヤシンスの中でも珍しい”八重咲きヒヤシンス”。

通常(一重)のヒヤシンスより少し大きめのコロッとしたつぼみが開くと、みごとな八重のお花に。

華やかです。

ピンクが”AnnaBell”、ブルーが”DoubleBlue”という名前です。



切花としてのヒヤシンスが日本であまりポピュラーでない理由はよくわかりません。

香りがあるから敬遠されるのでしょうか?(お見舞い需要とか?)

茎が短い(20‐30センチ)ので花束に入れられないとか?

茎が柔らかく太いからアレンジに入れにくい(オアシスなどに挿しにくい)?

確かにオランダはアレンジより花束のほうがずーーーーっと多い。

その花束はほとんどの場合、花丈が30センチほどで作るコロッとしたビーダーマイヤースタイルの花束だから、ヒヤシンスを使うことになんの問題もないのです。

アレンジやディスプレーではお花一つ一つをワイヤーなどでつなげたりして(水がなくても大丈夫)創作的に使えるという点でも人気です。



Hyacintcutball 下のほうのツボミからだんだん開いていくヒヤシンス、花もちはとてもよいです。

オランダの切花ヒヤシンスは球根の一部が残されて茎についたまま流通しています。

わかりにくい表現ですね。

写真のように、カットされた球根が(丸い球根が茎の太さにカットされている)ついています。

茎の下のほうの黒い部分は球根の皮の一部がついていることもあります。

球根の栄養もあるため、お花のモチはとてもよいのです。

2006/03/25

AmaranthusYearningDesert(アマランサス)

yearningdesert1この白くてフワフワしたお花?「アマランサスYearningDesert」といいます。

これまでにこのブログにもアマランサスを紹介してきました。

2005年10月6日と19日参照。

「アマランサス」というとハンギングアマランサスの赤・緑、ハンギングでないタイプの赤、緑、ブラウン系の”ホットビスケット”などを思い浮かべますが、 調べてみると種類はかなり多いようです。

今回の「アマランサスYearningDesert」はこれまで紹介したものとは雰囲気がかなり違います。

いろいろ調べてみましたが、情報が十分ではないのでこれからも調べてみますが・・・

詳しいことは今の段階ではわからないので、わかる範囲と私の感想を。


yearningdesert2 このお花はイスラエル産。

指より細いくらいのやわらかい白い穂がワサワサついています。

フレッシュであっても、少しパサパサしてドライっぽい感触と雰囲気です。

茎の長さは80センチで入荷していますが、茎の下のほうには緑の細長い葉っぱが付いています。

葉っぱは蒸れやすそうな質感なのでとってしまったほうがいいと思います。

さてこのお花、ドライにもなります。

ドライになっても色や質感は変わりません。

ちょっと白い部分が発砲スチロールのようにポロポロしますが、ドライフラワー用のスプレーなどしたら問題なさそうです。

やわらかい雰囲気を出したいとき、フワフワした雰囲気を出したいときなど、いろいろなシーンに使えそうです。

2006/03/24

イタリアンベリー

italianberry1 ウェディングブーケやリース等に人気の「イタリアンベリー」。

「イタリアンベリー」は日本で付けられた名前のようで、正式には”SmilaxBerry(スマイラックスベリー)”といいます。

もちろん!?イタリア産です。

オランダの市場で「イタリアンベリー」という花材を探しても見つかりませ ん。

流通時期は秋から春まで、そのなかでも実の色やボリュームなど、いい状態での流通はかなり短くなります。

今年はあと1ヶ月くらいとのことです。



italianberry2 写真のようなプリプリとした赤~緑の艶やかな実がたわわに何房も付いています。

つる状で実や葉っぱの付け根?には硬いトゲがあります。


italianberry3葉っぱはパリッとした難い質感ですが、写真のようなかわいい”ハート”型。

葉っぱだけでも使えそうですね。

さてこの「イタリアンベリー」、ドライフラワーになるかというと、ちょっと難しい。

ドライにすると、色は瑞々しい色ではなくなってきますし、全体的に干からびた感じになってしまいます。

ちょっと残念。

2006/03/23

Stachys(ラムズイヤー)

stachys 繊毛で覆われた銀灰色の葉っぱは「子羊の耳」によく似ています。

それが名前の由来「ラムズイヤー」。

学名はStachys、シソ科の植物です。

今回入荷したのは写真のように葉っぱだけで流通していたもの。

ペルー産です。

入荷時は水について来ます。

そう、まだフレッシュな状態。

5月頃になると20~30センチくらいの茎に葉っぱ、花がついた様態で流通します。

茎も花ももちろん写真のように繊毛に覆われた銀灰色。

花の部分はモコモコした細長い状態?(ラベンダーの花みたいな?)でかわいい。

お花の部分は入荷したらまた紹介しますね。



さてラムズイヤー、葉っぱも花もドライフラワーになります。

ドライフラワーにしても色も繊毛の雰囲気もほとんど同じなんです。

あまり長い期間お水をあげているとだんだん黄色っぽくなってしまうので、ドライフラワーにしたい場合は早めにドライにするのがいいかも。

最初からドライフラワーとしても流通しています。

とても幅広く使える花材なんです。

葉っぱはコサージュ等にお勧め。

また水が切れても雰囲気が変わらないので、ぺたぺた張ったり、くるくる丸めたり・・・創作的なアレンジにもお勧めです。

2006/03/18

ライラック

syringaLavaliensisたまには綺麗系のお花を紹介しましょう。

「ライラック」です。

ヨーロッパでは春(4.5月頃)にお庭や公園のライラックも開花し、春~初夏syringawhiteを告げます。

切花としては冬から初夏にかけて出回るとてもポピュラーなお花。

甘い香りもあり春を代表するお花として、みんな大好きです。

お花の色はパープル系、ホワイト、ピンク系、ピンクホワイトの複色のものなど、咲き方では一重咲きと八重咲きなどがあります。

syringaUPお花の付き方は左の写真のように小さなお花がいくつか集まって1つの固まりになり、その房が4つくらいの塊になっています。

小さなお花は根元(茎の付け根)のほうから順番に咲いていきます。

日本ではウェディングのお花としてでよく使われているようです。



ライラックはデリケートなお花で、暖房等の風が当たるとお花の水が下がってしまいます。

お花が「くたーっ」としおれたようになってしまいます。

なるべく直接の風を避けたり、お水が下がったらこまめに水揚げをしてあげれば、とても長モチするお花です。

ちなみにオランダ式の水揚げ方法は「お湯揚げ」。

ナイフでシャープに茎を切り、枝用(もしかしたらこれが重要?)栄養剤を適量入れたぬるま湯に入れます。

その後はとくに何もしなくてもお花は「シャッキッ」となっています。

枝用栄養剤のおかげか?、その後時間をかけて(数週間)ツボミもどんどん咲いていきます。



オランダのお花屋さんと比べると、ウェディングでよく使われるとはいえ日本でのライラックの流通は少ないような気がします。

花束や単独(ライラックのみ)で飾るオランダのお花文化と、アレンジ中心の日本のお花文化の違いでしょうか。

給水スポンジを利用するアレンジでは水が下がる心配がありますものね。

ライラックを花束に入れると、ライラックの小さなお花たちがキラキラしてとても綺麗です。

ヨーロッパの雰囲気を出したいときには最適なお花です。

2006/03/17

ピンクッションVeldfire

NutanVeldfire「オランダのお花ブログ」初登場、ピンクッションです。

原産国である南アフリカからオランダ経由で来ました。

一般的なのは朱色のような赤いピンクッションですが、ピンクッションも種類NutanUPの豊富なお花です。

黄色もあるし、今回のように毛の生えたものもあります。

今回のものは「Veldfire」という名前のものです。



ところで日本では「ピンクッション」と呼ばれている名前。

おそらく花の形がお裁縫で使う”針山”に似ているからだと思います。

ですが、私がオランダのお花屋さんで働いていた時、「ピンクッション」では通じませんでした。

"針山"を説明しても「ふーん・・・?」って感じ。

ところ変わればお花の名前も文化も違う。

ちなみにオランダでは「ヌタン(Nutans)」というかわいい?名前があります。

学名は「Leucospermum」。

オランダのお花屋さんでは日常的に”オランダ名”と”ラテン名”そして”英語での名前”を使うことがあり、オランダのお花屋さんで働き始めた頃はお花の名前を覚えるのが大変だったことを覚えています。

Nutanleaf このお花の葉っぱはこんな形。

葉っぱもなんだか”動物の手”みたいでかわいい。

2006/03/16

AnigozanthosRedGreen(カンガルーポー)

anigoRegGreen 久々に登場、カンガルーポーです。

今回は「赤・緑バージョン」です。

前回は2005年9月30日、10月5日、12日のブログにいろんなバージョンが登場しています。

そちらも是非ご覧くださいね。

前回秋に入荷のものは「オランダ産」、「ケニア産」でした。

そして今週は「イスラエル産」です。

私の場合はオランダから(限定)のお花輸入をしていますので、オランダ経由で世界中のお花がやってきます。

実は先週は「カンガルーポー・ライトグリーン」を入荷していたのですが、やはりイスラエル産。

とてもやさしい色合いでした。

写真取りそびれてしまいました。残念。



さて今週のカンガルーポーは「赤・緑」と、とてもコントラストのはっきりした個性的なもの。

カンガルーポーはスプレー(枝分かれのある)タイプとそうでないタイプがありますが、今回のは枝分かれのないタイプ。

スーッと伸びた枝の上にヒラヒラとお花がいくつか付いています。

anigoUP1

anogoUP2自然界にこんな色あわせが存在するなんて、すごいですよね。



”カンガルーポー”の”ポー”とは、「動物の前足」という意味。

カンガルーの実物は動物園で遠目にしか見たことありませんが、こんなかんじなんでしょうか?

2006/03/11

Anthurium Clarinervium

anthuriumclarinervium なんだこれ!?

アンスリウムClarinerviumといいます。

アンスリウムの葉っぱです。

上に写真はその葉っぱを何枚も重ねて円形にしてみました。

個性的な模様で、何枚も重ねることによって面白さが倍増です。

デザイナーの血が騒ぐ!?

創作的なアレンジが主流のオランダではこんな素材は大人気です。



この葉っぱにはとても特徴があります。

毛が生えているわけではないのですが、ベルベットのようなツヤ・光沢感があり、少し硬い感じです。

そしてなによりモチのよさ。

切花としても数ヶ月行けちゃいますよ。

そしてドライにもなります。

というか、以前「いつまでも生きてるなぁ」と思っていたらいつの間にか水がなくなっていて、すでにドライになっていた!のです。

色も光沢感も変わらなかったので、水がなくなっていたことに気付かなかったのです・・・



最近は鉢モノも少し流通しているようです。

以前お花屋さんで見つけ、もちろん買いました!!

その鉢にはお花も付いていました。

いわゆるアンスリウムのカラフルな花ではなく、細く地味なタイプのお花。

以前Arrowという種類のアンスリウム(切花)を入荷したことがあるのですが(2005年11月23日のブログ参照)、同じタイプの花でした。

もう数ヶ月になりますが、もちろん大事にしています。お花は枯れましたが・・・



ただ・・・今のところとても値段が高いのが難点。

切花としては茎も短いので(10センチ前後)用途の幅が狭くなってしまいますよね・・・

でもそのうち国産やアジア・ハワイ産が大量に出回り始めるのでしょうか・・・

それはそれで嬉しいような寂しいような・・・

レアモノはいつまでもレアモノであってほしい・・・

2006/03/10

Cynara アーティチョーク

cynara 私の大好きなお花のひとつ、アーティチョーク。

「朝鮮アザミ」っていうとイメージわきやすいかな。

今回の入荷は花丈が30センチ程でつぼみが一つ付いた状態。

花の大きさは直径10~15センチくらいでしょうか。

春から秋にかけて出荷されます。

全盛期には1メートルくらいの長さでスプレー咲きの状態でたくさん出回ります。(オランダでは)

また、暖かくなってくると虫が付きやすいのか、オランダでの植物検疫でひっかかり入荷できないこともしばしば。

(オランダのお花は、オランダで事前植物検疫を受け、日本側での検疫が易しくなるシステムがあります。どんな小さな粉みたいなものでも動くものがいれば入荷できません)

まだ寒くて虫?のいない今のうちが入荷するチャンスなのです。



つぼみはごつごつしていますが、しばらくするとつぼみの’うろこ’みたいな部分が少しずつ開いてきて、真ん中の部分からグーっときれいなブルーのお花が咲いてきます。

ドライフラワーにすることもできます。

以前、花が咲いてからドライフラワーにしていたら、その後うろこみたいな部分がぐんぐん開いて最終的にひまわりみたいな形になったことがあります。

感動でした。

ただ・・・季節的に湿気の多い時期なので、ドライにするには置く場所等少し気をつけたほうがいいです。

すぐ腐ったりカビてしまったり・・・

ヨーロッパでは切花としてはもちろんですが、野菜としてとても一般的です。

夏になると普通に八百屋さんにゴロゴロ並んでいます。

サラダで食べたり煮込んだり・・・

魅力的なお花です。

2006/03/09

FritillariaImperiaris(フリチラリア)

fritillariaimperialY先週も紹介しましたフリチラリアImperialis(インペリアリス)。

今日はそれの黄色です。

先週のオレンジのものより花丈は少し短かったですが、一回り小さくてもインパクトはあります。

オレンジに比べ黄色は花がきれいに見えますね。

オレンジと同様、個性的な香りはあります。

日本ではあまり切花で流通していないようですが、この香りのせいでしょうか。

オランダではチューリップが咲く頃から初夏にかけてお庭や公園でよく見かけます。

この季節の代表的なお花のひとつなんです。

2006/03/04

Fritillaria いろいろ

3月です。春です。

日本では卒業、送別、新入、引越し、ホワイトデイ、お彼岸など・・・行事が盛りだくさん。

日本ではそんなたくさんの行事におされあまりメジャーではない「イースター(復活祭)」。

毎年日にちが変わるイースター、今年は4月16日だそうです。

2月中旬からオランダではあらゆる所のディスプレーはイースターがらみのものになっています。



そんなイースターの頃に欠かせないお花の一つに”Fritillaria(フリチラリア)”があります。

フリチラリアもたくさんの種類があるお花ですが、代表的なものを3つ紹介します。



fritillaria Meleagris

切花では25センチくらいの茎の長さ、花は2センチくらい。

花びらが紫色~緑色のチェック模様でかわいいです。



frit

fritUva-Vulpis

切花の茎の長さは35センチくらい、花は1センチくらい。

Meleagrisより花は小さいけど、肉厚でつややかな感じ。

花は紫色で花びらの先が黄色。すずらんのような形状のお花です。



fritfrit Imperialis

写真で見れば、花の形は上の二と同じような釣鐘型で似ていますが、ぜんぜん違うんです。

切花での茎の長さは70センチくらい!

花の大きさは5~6センチで6~8個の花がまとまって咲きます。

お花の上にはまるで「王冠」のような”とさか”が。

お花の名前もその名の通り「インペリアル=皇帝」です。

写真の花はオレンジ色ですが他に黄色もあります。

特徴としてインペリアリスには独特の強い香りがあります。

あまりいい香りではないと思うのですが、病み付きになる香かも・・・

そう・・・こうして文章を書いているだけで香ってきた(思い出してきた)・・・

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

Twitter



  • Photo Collection by Thura

オランダ・アムステルダムの様子

オススメ ホテル予約サイト



  • Booking.com

オランダ・ヨーロッパへ出かけませんか?




海外旅行・留学情報など