夏のオランダ滞在の日が残り少なくなってきました。
仕事は順調に進んでいますが、ひとつやり残していたことが。
そう、アンスリウム生産者さん巡り。
以前(8月23日ブログ参照)バラ・ガーベラ・アジサイに続き、今日はアンスリウムです。
今回もオランダの取引先の社長さんと巡ってきました。
まずは、アールスメーヤからほど近いところにあるアンスリウム農家さん。
こちらの農家さんは、アンスリウムを通常の状態でなく、切る時期を遅くしてアンティーク系で出荷をするというこだわりの農家さん。
アンスリウムもアジサイのように時期のよって色が変化します。
多くの場合アンティーク系やグリーン・ブラウン系に。
そしてやはりアジサイのように花持ちも良くなるのです。
種類にもよりますが、通常の状態のアンスリウムのベースライフが3週間としたらアンティーク系は6週間とか・・・!
またこちらの農家さんから種類によっては香りのあるアンスリウムもあると伺いました。
数種類の香りのあるアンスリウムを見せていただきましたが、本当に甘い香りが!
でも残念なことに、切った後数時間で香りはなくなり、出荷されるときにはまったく香りはなくなってしまうとのこと。
農家さんだけが知っているアンスリウムの香りです。
さて次に向かったのは、見本市でも大きなブースでアンスリウムを紹介している種苗会社anthuraへ。
なんと住所にも「アンスリウム通り」という名前がついています。
こちらは簡単には見学させてもらえないところで、一緒に行った取引先の社長さんの熱意でなんとかアポイントが取れました。
ショールームになっているグリーンハウスを案内してもらうときは、バクテリアなどの防止の為、用意されていた白衣を着ます。靴も履き替えました。緊張!
こちらには私も頻繁に入荷している品種や数年先に見本市にて紹介される予定の新品種もたくさん展示栽培されていました。
そしてこちらのグリーンハウスを見終えた頃、グリーンハウスの端に変わったタイプの葉がワサワサ茂っているのを発見。
すると「ボタニカルタイプのアンスリウムだよ」とのこと。
よく見るとなんと茂っている葉っぱの中に確かにアンスリウムの花があるのを発見。
しかも!先日アムステルダムのあるお花屋さんで一目ぼれして買ってきたアンスリウム達ではないですか!(9月3日ブログ参照)
一つの種類(左の写真)は「Arrow」という名前でした。
案内してくれた方は全部の名前は分からないといっていました。
ここでこのアンスリウム達に再会できたこと、これらのアンスリウムの葉はあんなタイプだと分かったこと、すごく感動しました。

本当にアンスリウム大好きです。
今回の様子はBloemenVanThura HP にて紹介したいと思います。
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